天皇陛下のお言葉を拝聴し、文字通り涙が流れた。本当に国民の幸せを祈り、国民とともに歩まれてきたことを改めて確認すると、自然と涙が溢れた。
とりわけ、次のお言葉に涙してしまった。
「皇太子の時代も含め、これまで私が皇后と共に行って来たほぼ全国に及ぶ旅は、国内のどこにおいても、その地域を愛し、その共同体を地道に支える市井の人々のあることを私に認識させ、私がこの認識をもって、天皇として大切な、国民を思い、国民のために祈るという務めを、人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは、幸せなことでした。」
名もなく暮らし、地域を支える市井の人々へのご配慮。
ここまで一人一人の国民を思う君主が他の国に存在したのだろうか。大変ありがたいことだ。日本に生まれてよかった、と改めて思った。
天皇陛下のお気持ちに応えるべく国民が動くべきであろう。御皇室の問題に関しては、与野党関係なく、国民一体となって取り組むべきだと強く感じる。
国民の幸せを常に思い、祈り、そして、全国の人々の姿を励まし続けた陛下。我々、国民が陛下のお気持ちに応えるべく努力するのは当然だろう。
編集部より:この記事は政治学者・岩田温氏のブログ「岩田温の備忘録」2016年8月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は岩田温の備忘録をご覧ください。