経営は攻めと守り!FC岐阜とALSに出会う前の人生⑧

恩田連載8

第8回FC岐阜とALSに出会う前の人生。

このシリーズは今回で最終回です。FC岐阜にくる直前のことについて書いています。まずはお読みください。

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今まで書いてきた現場への思いとは別に、私の役職は、経理課長、管理部部長、そして管理部担当取締役と、どんどん現場から離れていきました。その後、アドアーズという年商約200億円のゲームセンター運営会社に籍を移し、常務取締役管理本部長をやらせていただきました。

管理本部だけで、約40人の大所帯で、総務、人事、経理、財務、法務、経営企画、システム、内部統制のセクションを束ねていました。結構大変な仕事でしたが、取締役2年目には現場が恋しくなり、約60店舗を回り、若手の登用や組織改革を行ないました。規模の大きい店舗は、全てのゲーム機から100円を回収するのに数時間かかります。そういったことも、自らも体験して効率化する方法を一緒に考えました。楽しい時間でした。

経営には所謂「攻めと守り」があります。FC岐阜での私をご存知の方はお分かりかもしれませんが、私は本来は攻め大好き人間です。しかし、仕事として私に向いているのは多分守りの方なのです。守りをおろそかにすれば、必ず会社は窮地に立たされます。資金繰り、裁判対応、リストラと紙一重で会社を守る仕事をしてきた私は、守りの大切さを身をもって知っています。

だからこそ、攻めたかったのです。私もFC岐阜も、長い守りから解放されたかったのかもしれません。攻めとしてやりたいことを、存分にやらせてもらいました。

そんな私ですが、FC岐阜から離れ、自分の看板で勝負する時がやってきました。攻めと守り、理想のバランスを追い求めたいと思います。8回に渡り読んでいただき、ありがとうございました。
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仕事する中で色々な人と出会いました。この人に売れないものはないだろうと思わせる営業マン、絶妙な気配りの出来る人、超人的なイベント職人、どこでも輪の中心にいるムードメーカー、モチベーションが一切ぶれない人、ありがたいことに凄いと思わせる人と、数多く出会うことが出来ました。そんな中で自分の能力を磨き、ビジネスマンとして生きる道を探し求めてきました。それは、これからもずっと変わりません。

これからも恩田聖敬をよろしくお願いいたします。

株式会社まんまる笑店
代表取締役社長 恩田聖敬

株式会社まんまる笑店 会社概要↓
https://ondasatoshi.com/company/
ブログ:創業への思い
http://blog.livedoor.jp/onda0510/archives/4335409.html


この記事は、株式会社まんまる笑店代表取締役社長、恩田聖敬氏のブログ「片道切符社長のその後の目的地は? 」2016年8月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。