ALS患者、本音のつぶやき

生きること

生きることは

知ること

感じること

考えること

失うこと

耐えること

喜怒哀楽のジェットコースターのよう
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突然詩人まがいのことをしてすいません。

時々、ふと思います。「なんでこんなことになってるんやろ」と。

365日ヘルパーさんが来る時間の7時25分に起きます。

私には、朝寝坊も夜ふかしも、ありません。

仕事してます。あっという間に1日終わります。

頭の中にあるものを、正確にアウトプットしてもらうのは難しいです。

もどかし過ぎて、もどかし過ぎて、もどかし過ぎて。

でもやるしかない。

まわりはもっともどかしい。

娘が手をマッサージしてくれる。

至福の時。

息子が目の前で変な踊りをしている。

吹き出すほど面白い。

妻の隣で何気なくテレビを見ている。

1番落ち着く場所。

父が持ってきた母の作った麻婆豆腐。

少しだけ食べられた。

プライバシーのかけらもない。

内緒話もできない。

つまみぐいもできない。

でも、生きることはやめない。

なぜだろう。

喜怒哀楽のジェットコースターはみんな同じ。

私が特別なワケではない。

恩田聖敬


この記事は、株式会社まんまる笑店代表取締役社長、恩田聖敬氏のブログ「片道切符社長のその後の目的地は? 」2016年8月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。