日本人が米国など海外旅行へ出掛ける度、気になるのが英語の発音。日本語になっている英語ほど面倒で、固有名詞は特に難易度が高いですよね。日本が誇るカメラ製造大手ニコンはナイコン、スウェーデンの家具量販店イケアは米国だとアイキアなどが数え上げればきりがありません。
でも、心配することはありません。英語が母国語であるアメリカ人ですら、正確に読めない言葉が存在するのです。日本人がホッとする、”アメリカ人でも正確に発音しづらい英語30選”はこちら。
1. affidavit 宣誓供述書 [af-i-dey-vit]
2. almond アーモンド [ah-muh nd, am-uh nd]
3. beget 生み出す [bih-get]
4. cache 隠し場所 [kash]
5. caramel キャラメル [kar-uh-muh l, -mel, kahr-muh l]
6. coupon クーポン [koo-pon, kyoo-]
7. croissant クロワッサン [French krwah-sahn; English kruh-sahnt]
8. epitome 概略 [ih-pit-uh-mee]
9. espresso エスプレッソ [e-spres-oh]
10. et cetera エトセトラ [et set-er-uh, se-truh]
11. façade ファサード、正面 [fuh-sahd, fa-]
12. fiery 燃えるような [fahyuh r-ee, fahy-uh-ree]
13. genre ジャンル [zhahn-ruh; French zhahn-ruh]
14. haute (フランス語)高い [oht]
15. hyperbole 誇張 [hahy-pur-buh-lee]
16. lambaste 厳しく批判する [lam-beyst, -bast]
17. mauve 藤色 [mohv]
18. mischievous いたずらな[mis-chuh-vuh s]
19. niche ニッチ [nich]
20. peony 牡丹[pee-uh-nee]
21. prerogative 特権 [pri-rog-uh-tiv, puh-rog-]
筆者は prerogativeをボビー・ブラウンの名曲で覚えました。ブリちゃんがカバーしましたね〜。
(出所:www.breatheheavy.com)
22. quinoa キノワ [keen-wah, kee-noh-uh]
23. reservoir 貯水池 [rez-er-vwahr, -vwawr, -vawr, rez-uh-]
24. salmon サーモン [sam-uh n]
25. sherbet シャーベット [shur-bit]
26. turmeric ターメリック [tur-mer-ik]
27. verbiage 冗長 [vur-bee-ij]
28. Weimaraner ワイマラナー(猟犬)[vahy-muh-rah-ner, wahy-, wahy-muh-rey-]
29. whet 研磨 [hwet, wet]
30. Worcestershire ウースターシャー(英国の地名、ウスターソースの語源)[woo s-ter-sheer, -sher]
こうした単語の正確な発音を覚えて、ぜひ実践したものですね。特にエスプレッソは、小粋にキメたいところです。
日本人だけではなく、外国人も日本では英語から日本語に変化した言葉に四苦八苦しています。発音の変化やアクセントに騙されて、違う言葉と認識してしまうのですよ。サラリーマン(ビジネスマンが慣例表現)、アイスクリーム、”リー”がRで発音しないだけに、難しい。主人も”ランドリー・パイプ”に合点がいかず、1ヵ月悩んだといいます。おまけにフリーサイズ、米国だと”ワンサイズ(one size)”と全く言葉が変わりますから、意味が通じなくて当然でしょう。
発音やアクセントの違いが分からず失敗するからこそ、正確に単語を覚えらえるというもの。恥ずかしがらずにどんどん使って、習得して下さいね。
(カバー写真:Alastair Bennett/Flickr)
編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK -」2016年8月29日の記事より転載させていただきました。快く転載を許可してくださった安田氏に感謝いたします。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。