感極まって、意識しないで立ち上がり、みんなが一斉に拍手した、というのならいいが、立つのは自民党の人ばかりで、他の政党の人たちはポカンと口を開けている状況でのスタンディングオベーションはどうもやらせのオベーションの感じがしてよくない。
苦言を呈するほどではないが、その時々ののりで総理がスタンディングオベーションを自民党の国会議員に求めるようになると、ちょっと浮かれ過ぎ、ご本人はさぞいい気持になるだろうが、案外見ている人は醒めるものだ、ということを知っておかれた方がいいと思う。
こんな些細なことから、人は躓いてしまうものである。
気分が高揚しているからこういう場面が出てくるのだろうが、調子に乗り過ぎるととんでもない失敗をすることがある。
やはり箍を締め直した方がよさそうである。
今の自民党にはご意見番みたいな役割を果たせる人がいないようだから、ここはOBの方々がそれなりの役割を果たす時だろう。
安倍さんは一生懸命頑張っているが、ちょっと軽い。
ご用心、ご用心というところか。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年9月27日の記事を転載させていただきました。転載を快諾いただいた早川氏に御礼申し上げます。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。