「東京だけよくなればいい」などと小さく固まるべからず

2020年東京オリンピック・パラリンピックは、近年最高の国家的行事になるのだから、東京だけよくなればいい、江東区だけ潤えばいいなどと小さく固まらないことだ。

東京都が主宰都市になるが、オリンピック・パラリンピックの会場は何も東京に限定することはない。
TOKYOの標記の中にCHIBAやSAITAMA、KANAGAWAが含まれていても、国際社会から見ればそう違和感がないはずだ。
FUKUSHIMAYAやMIYAGI、NIIGATAが入ってもいい。

日本の国家プロジェクトとして位置付け、世界に向けて2020年東京オリンピック・パラリンピックをアピールすればいい。
東京都は、一東京都だけのことを考えるべきではない。
大きく夢を育むことである。

周辺の県に協力を求めるだけではなく、東北にまで目を向けることはいいことである。
幸い新幹線網や高速自動車道路網が整備されてきているのだから、交通アクセスに問題がなければ協力を申し出てくる自治体に遠慮なく協力をお願いしたり、場合によっては東京都の方から頼み込んでもいいくらいだ。

まあ、IOCの了解がなければ出来ないだろうが、何はともあれ小さく固まらないことである。

開催会場の変更もあり得る。
絶対に変更できないなどと考えないことである。

リオのオリンピック・パラリンピックが閉会したばかりである。
小池さんが知事に就任してまだ2ヶ月余りしか経っていない。
見直しをするのなら、今しかないことは確かだ。

間に合わない、もう変更など無理だ、などと騒いでいる人たちが沢山おられるようだが、今の段階で1カ月くらいかけて見直すくらいの余裕はあるはずである。

まあ、何にしても早く結論を出されるのがいい。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年10月8日の記事を転載させていただきました。転載を快諾いただいた早川氏に御礼申し上げます。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。