天皇家は「ウルトラマンファミリー」である(アーカイブ記事)

皇位継承問題は、日本の伝統とは何かを考える上でも重要である。継体天皇(オホド)までは地方豪族が離合集散する氏族社会で、オオキミは武力で成り上がった豪族が多かった。北陸からでてきた継体も、その一人と考えられる。

継体以降は世襲になったが、その後はずっと「男系男子」だったのかというと、女帝が8人もいる。天皇が「男性天皇の血統」という意味の男系に限定されるようになったのは、藤原氏が娘を皇后にしてその外戚として政治を支配するようになった平安時代以降だが、実際には男子が生まれなかったら「不義の子」も天皇にした。

要するに「万世一系の皇統」はフィクションであり、したがって「例外なく男系で継承した」という事実もないのだ。本郷和人氏は天皇家を「ウルトラマンファミリー」にたとえている。

1966年に「ウルトラマン」が放送され、翌年「ウルトラセブン」が放送されたが、これは当初まったく別のシリーズだった。その後「ウルトラマンエース」や「ウルトラマンタロウ」や「ウルトラの母」などが創作され、これが後にウルトラマンファミリーになった。「天皇ファミリー」もこのように多くの氏族を統合する物語なのだ。

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