本格的なスマートフォン選挙運動時代に突入した

有権者がスマホで演説の様子を撮影するのが選挙の日常的な光景になった(7月の都知事選の街頭模様より。一部加工しています:編集部)

いつかはこんな風になると思っていたが、今は誰でもちょっとしたテレビ局に変身できる。

池袋西口での若狭さんの第一声の模様があっという間に大勢の間に広まっている。

国会議員の皆さんがフェイスブックを通じて自分の日常的な活動の報告をするのが当たり前になっているから、補欠選挙の応援に駆け付けた国会議員がご自分では名前の紹介だけだったが、候補者本人や小池知事と一緒に写真を撮ってこれをフェイスブックに投稿しておくと、それだけでしっかり選挙の応援をしたことになる。

勿論ともだち登録をしていない人やスマートフォンを利用していない人には伝わらないのだが、政治家は出来るだけ大勢の人との繋がりを求めているから、ともだちの数が半端ではないはずだ。

情報の伝播力は普通の人の何倍もある。

私の知り合いの国会議員が何人も池袋西口での若狭さんの第一声の時の写真をフェイスブックに揚げていた。
若狭さんと一緒に映っている写真を公表する人もいれば、小池さんとのツーショットを公表する人もいる。
それをシェアするだけで、若狭さんの第一声の模様を自分の知り合いに拡げることが出来る。

これが色々ある選挙運動の中で、最も有効で最も廉価な選挙運動になりそうである。

もっとも、誰からも注目されないような人とはあえて一緒に写真を撮ってフェイスブックに公開するような人はいないだろうから、まずは注目される人間になることが先決であることは間違いないのだが。

選挙のやり方が激変する。
悪事も千里を走るだろうが、いい候補者のいい演説も同じように千里を走るようになりそうである。

さて、若狭さんはどこまで走るだろうか。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年10月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。