選挙に強くなるための工夫あれこれ

選挙に強いと言われる人たちがいる。
どうしてそんなに強いのか、と不思議になることもあるが、選挙に強い人は私の見るところ大体は大変な人たらしである。

ちょっとした一言で相手の心をグッと掴むようなところがある。

まあ、そう簡単に真似ができるようなことではない。
天性のもの、と言ってもいいくらいだ。

法律家は、そういうことを考えると、一般にあまり選挙には向いていない。

相手に阿るようなことはしないし、自分の信念を曲げるようなこともしない。
信頼は出来るが、ただそれだけで、時には考えを異にする人たちからは反って疎んじられてしまうようなところがある。

真面目で、よく仕事ができるだけでは、選挙に強くなることは出来ない、ということを知っておいた方がいいと思う。。

若狭さんが、真面目でよく仕事をする人であることは間違いないが、真面目でよく仕事が出来て、しかも選挙にも強い政治家になれるかどうか。

これが、若狭さんの課題だろうと思っている。

私には出来なかったことなのだが、若狭さんには選挙にも強い政治家になってもらいたいと願っている。

私は初めて国政選挙に挑戦してから当選するまでに8年かかったが、結局最後まで選挙には強くなれなかった。

若狭さんの日頃の精進ぶりをすぐ脇で見ながら、どうやって若狭さんを選挙に強い政治家にしていくか、ということを考えている。

若狭さんが現在修行中であることは、確かである。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年10月13日の記事を転載させていただきました(アイキャッチ画像は若狭勝氏のFacebookより引用)。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。