牛丼でダイエット?秋の夜長に牛丼をお試しあれ

セミナー菊池4(1)

講演中の菊池真由子。

ビジネスパーソンにとって早くて安い牛丼は強い味方である。読者の皆さまのなかにも牛丼好きは多いことだろう。実は牛丼も食べ方によっては立派なダイエット食になることはご存知だろうか。

「牛丼を食べても太らないとっておきのテクニックが存在します」。そう答えるのは、管理栄養士、健康運動指導士として活動している、菊池真由子(以下、菊池)氏である。

■牛丼がダイエット食である理由

「牛丼は高カロリーで太る」。そのように感じている人は多いことだろう。実は太る一番の原因は糖質である。糖質を含む食材は血糖値を急激に上げやすく、太る原因となる。血糖値が急激に上がると肥満ホルモンであるインスリンが分泌され、脂肪を溜め込み太るのだ。

そう考えてみれば、牛丼をゆっくり味わいながら食べる人は少ない。時間を惜しむようにかきこんで食する人が多いはずだ。結果、そのような食べ方は太る原因となってしまう。

「牛丼の肉は糖質ゼロのため太りにくい食材といえるでしょう。肌、髪、皮膚、内臓、血液、骨、ホルモン、酵素、筋肉などのもとになります。鉄・亜鉛等代謝を高める栄養素が豊富で、脂肪燃焼効果を高めてくれるL-カルニチンも含まれています。L-カルニチンは、体内の脂肪を燃焼しエネルギーに変換するという役割を持った栄養素です。さらに、基礎代謝をアップさせる効果がありますから、ダイエットには理想的ともいえます。」(菊池)

しかし、前述したように、かきこむと血糖値が急激に上がり太る原因ともなる。どのような食べ方が理想なのだろうか。菊池によれば食べる順番を工夫することで効果があがるとのことだ。サラダ→味噌汁→牛丼。この順番であれば牛丼を食べながら脂肪を燃焼させることができる。

「最初にサラダをオーダーし時間をかけて食べましょう。野菜の食物繊維は腸に働きかけ、血糖値の上昇を防ぎます。味噌汁を飲んで体を芯から温めて、最後に体のあらゆる組織のもとになる肉をいただきます。さらに脂肪燃焼を高めるために、ショウガをいただきます。唐辛子のカプサイシンは代謝を上げますから効果的に摂り入れましょう。」(菊池)

「キムチは、カプサイシンが血行を促進し脂肪を燃やします。納豆・卵は、脂肪を減らすために欠かせないビタミンB2が多く含まれているため代謝を上げます。大根おろしは、辛味成分が代謝をアップさせ脂肪を付きにくくします。」(同)

代謝を高めるトッピングは増やしたほうが効果的ともいえよう。

■本日のまとめ

太りにくくするためには、ご飯を豆腐に置き換えたサラダセットなどが良いだろう。しかし、くれぐれも食し方には気をつけなければいけない。特に「つゆだく」は危険である。「つゆだく」にした時点で、かきこんで食べざるを得ないから血糖値が上がってしまう。つゆそのものにも、多くの糖分や油分が含まれている。

「噛まずにかきこんで食べると、満腹中枢が刺激されないので満腹感が得られません。満腹中枢を刺激するためにも良く噛んで食べることが必要です。そう考えると、ご飯少なめ、牛皿(お肉のみ)のチョイスも悪くありません。ゆっくり味わって食べるようにしてください。」(菊池)

食欲の秋に太らないためにも覚えておきたいものだ。「秋の夜長に牛丼」をお試しあれ。

尾藤克之
コラムニスト

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