こんにちは。川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。
先に閉会した定例会において私が一般質問で知事に聞いた話と答弁です。
これまで観光立国、あるいは東京を訪れる外国人観光客対策といったマクロな視点での観光施策を東京都は充実させてきました。
今回は、富裕層にターゲットを絞った観光施策で東京の経済を牽引出来るのではないかという視点で質問致しました。小池知事のこれまでの経験等から、ご本人の意識している点が見えてきました。
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(川松)
私はこれまであらゆるところで意見を述べてまいりましたが、世界の主要都市の中で、東京が最もすばらしい都市であると信念を持っております。グルメや伝統文化、まち並み、人々の律儀さなど、あらゆる要素がこのまちにはあります。先般訪れたリオデジャネイロでも、次は東京に行くのが楽しみだという声を数多く聞いてまいりました。ここ数年の外国人旅行者は急増中ですが、東京のポテンシャルを考えると、まだまだ伸びしろがあると感じています。
中でも、富裕層を初め、都内で多くの消費を見込むことのできる旅行者をふやす努力は大切です。そうした観光客はビジネスジェットなどを利用することも多く、よりその発着が容易になるよう国に働きかけを行うことが重要です。
また、私自身、クルーズ船誘致のためのイベント開催を後押しする活動に取り組んできましたが、2020年大会を見据え、都としてもさらに積極的にその誘致に取り組むべきと考えます。
東京の経済の活性化につながる外国の富裕層の来訪対策にどのように取り組む考えであるか、小池都知事の所見を伺います。
(小池知事・答弁)
まず、海外の富裕層の誘致についてのお尋ねがございました。
海外から都内を訪れる旅行者の消費活動は、大きな経済波及効果を生み出すものであります。そして、東京の発展を後押しする重要な力といえます。
とりわけ世界の富裕層の来訪は、消費の増加のほか、東京のイメージの向上にもつながります。
興味深いことに、いわゆるセレブの方々というのは、独自のネットワーク情報をお持ちでございますので、さらに多くの旅行者を呼び込むきっかけともなります。
外国の富裕な旅行者の誘致に向け、欧米などを中心に、各国の富裕層の観光のニーズを調べ、現地の旅行会社への働きかけを進める。そうした観光を専門とする事業者の集まる旅行博への出展などによりまして、東京の魅力をPRする。さらには、世界からの旅行者を迎え入れる玄関口として、羽田空港や東京港の受け入れ体制の強化に取り組む。そして、ご指摘のように、ビジネスジェットの一層の受け入れが進むように国に働きかけを行うとともに、首都東京にふさわしい客船ふ頭を整備して、クルーズ客船の誘致に積極的に取り組んでまいります。
2020年大会を控えまして、世界の注目が東京に集まる絶好のチャンスを最大限生かして、海外からの富裕層の増加を図り、都内の観光振興の一層の充実に結びつけてまいりたいと考えております。
編集部より:このブログは東京都議会議員、川松真一朗氏(自民党、墨田区選出)の公式ブログ 2016年10月15日の記事を転載させていただきました(アイキャッチ画像は都庁サイトより)。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、川松真一朗の「日に日に新たに!!」をご覧ください。