自民党都連はニ、三日中に「離党勧告」を撤回せよ

早川 忠孝
下村博文

対応が注目される下村博文・都連会長(日本記者クラブより引用:編集部)

自民党の二階幹事長の悪いところは、不得要領の党内融和や曖昧決着、なし崩し処分撤回などを模索するところだろう。

昨日の若狭氏との会談で、いずれ時間が解決するはず、などとずいぶん呑気なことを言ったようだが、こんな時間稼ぎや問題の先送りで7人の侍の名誉回復など図れるはずがない。

二階さんがピリッとしないから、自民党東京都連の中から妙な声が漏れ伝わってくる。

ずいぶん愚かしいことをやっているな、と思わざるを得ない。

今回の若狭選挙を実際に仕切ったのは5人の豊島区議と2人の練馬区議の7人の侍だということは、皆、知っている。

この7人の侍は、自民党から離党勧告という名の停止条件付き除名処分(除名処分の発効の期日が明記されている。)を受けた勇士たちである。

このままズルズルと時を過ごせば、特に新たな処分を発令しなくとも期限の到来によって除名になることはその文言上明らかである。

停止条件付きの除名処分を受けながら7人の侍はよく若狭氏の選挙を最後まで戦い抜いたものだと感心する。
自民党がこのまま何もしないと、結局は離党勧告という名の先の停止条件付きの除名処分が発効してしまうことになる。

それでいいのかしら。

自民党は7人の侍に対して最後通牒を発したようなものだ、ということを十分認識しておいた方がいい。

自民党都連の中には密かに除名処分の発効を待っている人もいるようだが、万一除名処分が発効すれば自民党はてんやわんやになる。

それでもいい、などと思っている人は、全体の流れを正解していない人。

事が起きてから慌てても、もう遅いということになる。

私は、小池さんと若狭さんに引き続いて、7人の侍を守る側に立つ。
刻々とその時が近づいている、ということを知っておかれた方がいい。

処分を撤回するなら一日も早い方がいい。

まあ、余計なお世話だろうが。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年10月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。