どうやらトランプのアメリカになるようだ。
地球規模での地殻変動が起きているということだろう。
アメリカのエスタブリッシュメントに対してアメリカ国民の間から強い異議の申し立てがあったということである。
もっぱらマスコミの報道に依拠してアメリカの大統領選挙を見守ってきたが、どうやら私たちの想像を超えるような地殻変動がアメリカで起きていた、ということだろう。
ヘイトスピーチの見本のような汚い言葉を使っても嫌悪感を抱く人よりも共感を覚える人が多かった、というのだから、アメリカの国民に対して何の影響力もない私たちがどんなに騒いでもアメリカの一般大衆には届かなかったということだ。
私も見立てを誤ったが、多分日本の国内では私と同じような人が多かっただろう。
ヒラリーのメール問題が致命傷になったのかどうか分からないが、ここは潔く地殻変動が起きたことを認めた方がいいだろう。
TPPは、これで吹き飛ぶことが確実だ。
安倍内閣の閣僚や幹部の不謹慎な発言どころではない大変なことが起きている。
トランプのアメリカと日本はどう向き合うか、という難しい課題を抱えることになった。
アメリカがどう変わるかで日本の進むべき方向も変わる。
自民党も公明党も民進党も、皆、思案に暮れている頃である。
国際社会の条件が変わっていくのだから、日本も変わらざるを得ない。
よくよく注意してアメリカの動向を見ておいた方がよさそうである。
幸い私の家族も鴇田くに奨学基金の第5号奨学生も今、アメリカで学んでいるところだ。
最新のアメリカの情勢を報告してくれるのを楽しみに待っているところである。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年11月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。