丸の内朝大学マネーコミュニケーションクラスのフィールドワーク2日目は気仙沼の唐桑に牡蠣の養殖場を見学に行きました。案内してくれたのは現地の民宿唐桑御殿つなかんの女将菅野一代さんとご主人の和享社長(写真)です。みんなで船に乗って湾内の養殖棚まで行って、現場を見せてもらいました。
その後、牡蠣の殻むきの方法を教えてもらい、体験してみた後は、前日に引き続き新鮮な海産物たっぷりの昼食でした。マカジキの刺身やレアで新鮮な牡蠣を使った料理(写真下)など、東京では絶対に食べられない珍しい食材が並び、私を含め参加者は大満足でした。
ところが、現地で説明をしてくれた専門家の方によると、東北で牡蠣(マガキ)が一番美味しくなるのは、3月から5月にかけての春だということです。これから産卵期に向けて身がふっくらとして、ジューシーなミルクのような味わいになっていくとのこと。これは、Rの付く月に牡蠣を食べるのが良いという定説とは随分違います。
牡蠣は鍋物がシーズンとなる秋から冬にかけてが一番美味しいと思っていましたが、どうやら思い込みのようです。
うなぎは土用の丑の日に食べるのが日本人の風習で、夏バテ防止に食べるものとされていますが、こちらも天然うなぎは秋から冬にかけての気温が下がる時期が一番脂がのって美味しいと言われています。あるいは、お正月にハワイ行く人がたくさんいますが、10月から3月は雨季なのでベストシーズンとは言えないそうです。日本の飛行機会社のマーケティングでお正月はハワイという人が増えているのです。これらと何だか似ています。
それにしても、今回食べた美味しい牡蠣よりもさらに美味しい春の牡蠣とはどんな味なのか?これはもう来年の春に行ってみるしかありません。
丸の内朝大学マネーコミュニケーションクラスの来年の春学期が開講される際にはフィールドワークで気仙沼唐桑を再訪し、最強の牡蠣を味わってみたい。早速帰りの新幹線で作戦会議を始めました。
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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年11月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。