小池さんの足を引っ張るような材料を血眼になって探しておられる一群の人がおられるのは十分承知されているはずなのに、ちょっと情報管理やマスコミ対応が杜撰なんじゃないかしら、と心配になるような話が表に出てきた。
小池さんご本人は一言もそんなことは言っておられないようだが、小池さんが選んだPTのメンバーが築地市場の耐震工事を検討し始めている、などと書かれてしまえば、如何にも小池さんがそっちの方向に走り始めたのか、と先走りする人たちが現れるはずだ。
まあ、何かの参考資料の一つとして築地市場の耐震工事等の費用がどの程度になるか資料を徴求しておくくらいならいいが、本気で今の段階で築地市場の利用継続を検討しているのだとしたら、まずトンデモナイ方向違いだと言っていいだろう。
頭の片隅に置いておくくらいのことならいいが、この段階であたかも選択肢の一つであるかのように取り上げられてしまうことは小池さんにとっては結構大きなダメージになってしまう可能性がある。
こういう話はどんどん尾鰭が付いて拡がるものである。
早目に手を打たれることだ。
早ければ早いほどいい。
小池さんご自身は大変な広報の達人だと思うが、都庁やPTの方々はあまり得意ではなさそうだ。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年11月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。