「トランプ」はホノルルでは地味だった

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ホノルルに立ち寄る機会がありましたので、せっかくのこのタイミングということで、トランプインターナショナルホテルに宿泊してみました。ワイキキの中心部からほど近い立地の良いホテルです。

NYのトランプタワーのイメージがあったので、金ピカのゴージャスな雰囲気を期待していたのですが、入口のロビーは思ったよりもずっと小さく、トラ ンプ氏のシンボルカラーのゴールドではなくシンプルな内装で意外に地味でした。フロントもオーソドックスな造りで、特別感は感じません。プールもありまし たが、泳ぐというより水浴び程度のもので、こちらも他のホテルに比べると小さく少し見劣りします。

部屋はさすがに新しくアメニティなどもトランプオリジナルでブランディングされています(写真)。しかしここでも内装はシンプルモダンで、一部に大理石などが使われ高級感を演出していましたが、トランプゴールドは封印されていました。

全体的な印象としては高級ホテルというより、センスが良い上質なホテルといった印象です。

ホノルルに出かける時に何を目的にするかによってホテルの選択肢は変わってくると思いますが、マリンスポーツなどにあまり興味が無く、温暖な気候で のんびりしてみたいという人には価値があるホテルだと思います。また、ショッピングモールやレストラン街へのアクセスも良い立地ですから、買い物目的の人 にも便利です。ビーチへのアクセスは良くありませんし、プールも狭いのでそこに期待してくるとちょっとがっかりすると思います。

宿泊価格には「トランプ」というブランド料が上乗せされていると感じました。同じ価格を出せば、同じワイキキあるいはホノルルの別のエリアで、より豪華なホテルを探して宿泊することはそんなに難しくなさそうです。

トランプはホノルルでは地味でしたが、実態とは関係なく既に記号としてブランド化しています。トランプブランドを信仰する人にとっては、ちょっと自慢できるホテルというステイタスが得られるのは魅力かもしれません。

ホノルルは半袖で気持ちの良い風を感じることができますが、東京は真冬並みの寒波と聞いて帰国するのが億劫になってきました。週末からまた東京で生活します。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行います が、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身でお願いいたします。

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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年11月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。