トルコで警官がロシア大使を射殺。この犯人のテロリストが英雄といわれるかどうかを韓国と中国は注視したらよい。
“トルコの安重根”だが、トルコがこの犯人を国民的英雄とするか見ていこう。こうしたテロリストを国民的英雄としたり、現場に記念館の設置を認める国はテロを批判することはできない。
父母をテロで失った朴槿恵が安重根を顕彰したのはまことに不思議で親不孝。そういうようにフラフラして国民に媚びることばかりか考えているから、訳の分からないラスプーチンのような人物に頼るのだ。
中国もウイグルなどの独立派のテロリストが指導者を暗殺したら将来、英雄になれるとメッセージを送っているようなもので、愚劣の限りだ。テロ反対は無条件でなければならないし、テロリストを英雄にしてはならない。
しかも、中国では光緒帝は伊藤博文を顧問として迎えようとして西太后など反動勢力に反対されて改革は出来ず、清は滅びたのだ。伊藤は中国人から見ても善玉だったのだ。
八幡 和郎
扶桑社
2016-12-24