そろそろホワイトナイトが現れてきてもいい頃ではないか、と思っている。
森友学園は今の体制のままでは二進も三進も行かないことになりそうだから、経営陣の交代を含めて抜本的な対策を検討した方がよさそうだ。小学校の建設のために巨額の借り入れをしているようだから、何もしないで小学校の認可は出来ませんとか1年先送りにします、とはとても言えないだろうと思う。
今年の4月1日に開校予定だったというが、産廃ゴミや生活ゴミの始末をしないままに小学校を開校するというのはどう見ても無理である。入学を予定していた子どもさんや保護者の方を路頭に迷わせるわけにはいかないから、大阪府や地元市、さらには文科省で何らかの対策を講じる必要がある。
野党の方々はここぞとばかりに安倍総理や財務省、国交省を追及するだろうが、真相の解明は結局会計検査院に委ねざるを得なくなる。
子どもたちの教育に関わることだから、政治的な思惑や政局に絡めての駆け引きはそろそろ棚上げして、当面する問題をどう解決するかという観点から知恵を絞るところだろう。
文部科学省の出番だろうと思う。
森友学園の現在の経営陣では、とても問題を解決出来そうには思えない。
大阪方面ではどういう方々がこの種の問題に通暁されているのか分からないが、知恵のある方がそろそろ現れてもいい頃だ。森友学園問題は、拗れてしまうとなかなか処理が難しそうである。
被害は最小に留めた方がいい。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年3月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。