「後悔しない人生」を実現するために

「第5回世界の資産運用フェア」のスタッフにお誕生日のお祝いしてもらいました(写真)。こんな写真を見ると、何の苦労も無く毎日能天気に生きているように見えるかもしれません。しかし、振り返ってみると今までたくさんの失敗とそれに伴う苦しみを人生で味わってきました。確かに「あの時こうしておけば」と思うこともたくさんありますが、あまり後悔はしていません。そんな「後悔しない人生」を実現するために、私なりに3つのことを意識しています。

1つは過去はもう変えられないと覚悟することです。やってしまったことを後からくよくよ振り返っても結果は変わりません。「過去と他人は変えられない」のでる。であれば、「未来と自分」を変えることにエネルギーを使った方が良い。感情の整理は簡単では無いかもしれませんが、現実を受け入れた上で、できるだけ次のことを考えるようにすべきなのです。「覆水盆に返らず」です。

2つ目は「人生には無駄はない」と現実を頭の中で整理していくことです。明らかな失敗であっても、そこから将来に得られるヒントはゼロではありません。私も打ちのめされるような大きなダメージを経験した時、そこで落ち込むのではなく、そこから得られるものを次に活かしていくと言うポジティブな姿勢を持ち続けようと努力しました。「転んでもタダでは起きない」というふてぶてしい性格になれば、失敗に対する後悔の気持ちはずいぶん和らぐと思うのです。「事実は1つ、解釈は無限」です。

3つ目は、後悔しないために「常にベストを尽くすこと」です。いつもその時に1番良いと思うことを真剣に追求する。そうすれば、結果がどのような形であっても、自分なりに納得することができます。中途半端にやって、後からそのことを後悔することだけは避けたいものです。「人事を尽くして天命を待つ」です。

仕事でもプライベートでも、100%思い通りいく人など誰もいません。正しい決断は後からしかわかりませんから、完全な意思決定と行動を行うことは不可能です。しかし、自分の心の持ちようによって、少しでも肯定的に捉えられるようになれば、そんな不確実な人生を後悔しない人生に近づけることができます。

相田みつを流に言えば「しあわせは いつも自分のこころがきめる」のです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2017年3月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。