「保護者会長」逮捕。「PTA会長」との違いが議論に

写真ACより(編集部)

こんにちは、水野友貴です。

千葉女児殺害事件の容疑者逮捕について様々な報道が出ておりますが、私の考えが記された記事や、テレビ・新聞報道等に対して思わぬところで誤解があるとのことで、私は記事の文言統一をメディア側に要請し、PTAとされている文言を「保護者会」に統一してもらうように訂正をお願いし、訂正されました。

<千葉女児殺害で保護者会の会長逮捕>「知らない人についていかない」は機能しない?

という私の見解がYahoo!ニュースに掲載されたのですが、もちろん私が言いたかったのは、地域の人たちお互いが頻繁に顔を合わせて見守りの目を細かくすることで抑止力を高め、小さな変化にも気づいていこう、という内容ですが、「保護者会」と「PTA」の違いについて全国的に一部議論がおきています。

ということで、全国的にテレビも新聞も文言がバラバラの報道のため、今回の事件を機に弁護士ドットコムがYahoo!ニュースに以下を配信しています。

「保護者会長」逮捕、「PTA会長」報道もあるけど何が違う?

実は文科省の見解ではPTAと保護者会の明確な厳密な区別はしておらず、「PTA」とは保護者などによる任意団体であり、あくまでも「一般用語」とのことで「PTA=保護者会」という報道の表現が散見され、テレビ朝日や日本テレビはPTAと報道したり、報道機関はそれぞれの表現で統一はしておらず、文科省の認識も調査し、間違ってはおりません、とのことでしたが、私の記事においてはPTAとされている文言をすべて保護者会に統一してもらうようにしました。

朝から「PTA」という文字が全国的にテレビ報道されてしまったために衝撃が走りましたが、PTA、保護者会、地域の見守りの人や自治会も子供たちを守るためにボランティアで本当に頑張っています。

私の記事が保護者会になっていなかったことで、PTAと保護者会を混同しているのではないか、もしくはPTA攻撃ではないか、という、記事の内容の意図とは全く異なる誤解が起きています、という驚くべき情報を一部保護者からいただき、本筋からは大きく外れたところではありますが、保護者会とPTAという名称の違いのご指摘により、今回はメディア対応要請や文科省の認識などを調査し、しっかりと対応したもので、どちらでも構わない、とのことでしたが、誤解を解消するために訂正を依頼しました。

私が言わんとしていることは全くもってその言葉が論点ではなく、安心しきっていた人が逮捕されたという事実は事実であり、保護者会だったからこそ衝撃が走っているその事実に対して今後どのように対策を講じていくか、子どもたちの安心・安全を守るためにみんなでアイディアを出して地域で協力していこう、ということを意図しているのですが、些末なところで疑問が出てきたことが遺憾です。

しかも、PTA攻撃どころか実は私の母は私と姉が幼稚園、小学生、中学生の頃、PTA役員を務めており、その大変さや多忙さは当時、子どもながらに非常によく理解していましたし、祖母も地域の見守り役として以前、民生委員もしていましたので、善意で見守り活動していた我々からしたら、本当に許せないほど、悔しい思いです。

メディアで発信されると自分がまったく思ってもいなかった部分や本筋の内容とは異なる部分で誤解を受けたり、炎上するということは頻繁に起きる現象です。以前、テレビに出ていた頃も非常に多くありました。

市内の多くの皆さんからは、水野さんのお母さんやご両親のパトロール活動、おばあさんの活動も水野さん自身の地域活動も知っているし、水野さんが言いたいことは抑止力を高めることや地域のコミュニケーションを密にして子どもたちを守ろう、という内容を発信しているのをわかっています、とのご連絡をいただいていますが、いくら文科省が区別していないとはいえ、誤解を招かないためにも私は「保護者会」への訂正を依頼し、訂正されたものです。

事件が進展したことで、発信をするまで実に多くの方々から様々なご意見が殺到し、

地元議員として何か考えや対策を出さないのですか?

何か解決法はありませんか?

どういう対応が考えられますか?

私は保護者ではなく、普通に子どもの見守りをしているのですが、

不審者に見られないか不安です、等々

多くの皆さんからお問合せが届き、メディア配信へと至ったわけですが、私としては日頃から地域で頻繁にコミュニケーションをとることを大切にして、みんなで協力し合いながら二度こういった事件が起きないようにすることが何よりも肝要という主旨をまとめてます。

ひとつひとつ丁寧にご説明したり、訂正依頼をしていくことは大切なのであえて、書かせていただきました。

私は恐れて何も言わない、何もしない、ということではなく、自分の考えや対策を出すことも議員の一つの役割であると思っていますし、特に今回は我孫子市に深く関わっている事件であるため、地元議員として地域や学校、警察と連携をとることや地域住民の皆さんの不安を払しょくして、安全対策等を政治家として進めていくことを、皆さんにお知らせし、具現化していくことは政治家として当たり前の姿であると思っています。


編集部より:このブログは千葉県議会議員、水野ゆうき氏のオフィシャルブログ 2017年4月15日の記事を転載しました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、「水野ゆうきオフィシャルブログ」をご覧ください。