G-netを始めた15年前(2002年)、当時22歳のアキモトの取り組みを「応援しよう」と最初に言ってくださった方々のうちのお一人が、ナベヤの岡本智彦さん。岡本さんからのご推薦でその後NHKの中部番組審議会委員もさせていただきました。
ナベヤさんは、岐阜を代表する老舗のおひとつ。創業は1560年ということで、なんと今年(2017年)で457年目、という事ですよ、ええ。もう、すごすぎる…1560年は、永禄3年、だって。
1560年(永禄3年)、織田信長の家臣で後に信長の三男織田信孝に仕えた岡本太郎右衛門尉(岡本良勝)が創業したとされ、これは商標を持つ日本の金属系製造業としては最古である。茶釜は千利休へも納められていた。岡本家当主岡本太右衛門は、1749年(寛延2年)に朝廷より御鋳物師免状を授かり、京都御所へ灯篭を献上し「鍋屋」の称号を与えられ、代々鍋、釜、梵鐘等を鋳造してきた。柴又帝釈天、成田山など、全国各地の多くの寺院の梵鐘が同社製造によるものである。(ウィキペディアより)
そして、G1でご一緒させて頂いた名古屋の老舗和菓子屋・両口屋是清の大島さん。お話の中で、創業383年目だと伺い、大仰天…。
日本の和菓子製造メーカー。名古屋市の老舗和菓子屋として知られている。
両口屋是清の名称は、尾張藩2代目徳川光友から「御菓子所両口屋是清」の看板を拝領したことからという。(中略)
1634年(寛永11年) – 初代の猿屋三郎右衛門が那古野本町(現名古屋市)で饅頭屋を開業。(ウィキペディアより)
先日とあるお食事会に参加した際に、目の前で岡本さんと大島さんがお話されていたんだけれど、合わせて、841年という猛烈な老舗だったのだーーーー!と衝撃を受けております、今調べながらw(そもそも、その足し算に意味があるのかという話は置いといてw)
「お米バーテンダー」でブレイク中の渡辺米穀店さんも創業102年!
OKa-Bizで相談をお受けしていて、「とにかく岡崎の会社は老舗が多い」とアキモトもブログに書いてきたわけですけれど、「老舗」という言葉の定義を知りたい、と改めておもいまして更に調べてみましたのですよ。
定義の一つとしては、東京商工リサーチによると創業30年以上事業を行っている企業となっている。IT業界など比較的新しく企業の勃興が激しい業界や市場では、5年ないし10年程度で老舗扱いされることもある(例えば、インターネットサービスプロバイダのインターネットイニシアティブ (IIJ) (1992年12月設立)など)。市場の黎明期に先駆的な開拓を行ったりあるいはその市場そのものを育ててきた企業というのも老舗と呼ばれるに相応しい存在となる。(ウィキペディア)
たしかに社歴というよりは、新しい業界でも黎明期からフロントランナーとして切り開いてきた存在を「老舗」と呼ぶのはありうるなぁ…と思いつつ、ここではもう少し一般定期な定義を探ってみるととですね。。。
『三代、百年、同業で継続し、現在も盛業』
東都のれん会
との、記載。なるほどなぁ、となんか納得感のある解説。
その後も、色々と調べていたんですが、
100年続く、もしくは100年未満でも三代続く
そして同業で継続し盛業である
というのが、僕的には一番しっくりと来る定義でしたね。
「本物は続く、続くものが本物になる」という言葉がありますが、老舗ってそれだけ時代の変遷の中でなお、顧客から選ばれ続けてきたんだものなぁ、すごいな、と。迫力ありますよね。
ちなみに、創業して10年続くのは100社に5社。
20年続くのは、1000社に4社とか。
いかに事業を積み重ねていくことが容易でないかと途方に暮れそうになりますねw
秋元祥治
NPO法人G-net代表理事・滋賀大学客員准教授・OKa-Bizセンター長
ではでは。
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編集部より:この記事は、秋元祥治氏のブログ 2017年5月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「秋元祥治(岐阜・G-net・OKa-Biz)の活動日記」をご覧ください。