3日午後10時過ぎ(日本時間4日午前6時過ぎ)、ロンドン中心でテロ事件が発生しました。
暴走ワゴン車がロンドン橋で歩行者らを倒して死傷させた上に、ワゴン車から出た実行犯数人が近くの繁華街バラ・マーケット付近まで走り、刃物で殺傷行為を行いました。実行犯の3人の男たちは、駆けつけてきた警官らに射殺されました。詳しい情報はこちらのニュースをご覧ください。以下をクリック→(BBCニュース)
4日現在、現場付近は警察が封鎖しており、捜査が続いています。
現時点でどうなっているのか、ロンドン橋やバラ・マーケット周辺に足を運んでみました。
近辺の主要駅の一つがウオータールー。ウオータールー駅とバンク駅(ロンドン橋が近い)をつなぐ、ウオータールー&シティ線が閉鎖されていました。
ほかにもいくつか閉鎖されている線がありますが、一部は地下鉄の改修などのためもあります。土日は改修工事を進めるために一部の線が使えないようになっていることはイギリスではよくあります。
ロンドン橋に向かう場所とバラ・マーケットに近い場所の写真を入れてみます。
地下鉄の電車がロンドン橋に止まらず通過していった時、1990年代、東京で発生したサリン事件を思い出しました。当時は、千代田線を使って大手町に通勤していました。事件当日の朝、電車は霞が関駅で止まらず、通過していきました。あの時のことが甦ってきました。
犠牲者の方のご冥福をお祈りします。
編集部より;この記事は、在英ジャーナリスト小林恭子氏のブログ「英国メディア・ウオッチ」2017年6月4日の記事を転載しました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、「英国メディア・ウオッチ」をご覧ください。