久しぶりに、異業種の方々が集まる会に参加しました。この手の集まりは、どちらかというと苦手な方で、積極的には出席しないのですが、昨日の会は、とても気持ちの良い時間を過ごすことができました。
初対面の人たちが多く集まるこのような会に参加して、良かったと思えたのには、いくつかの理由があると思いました。
まず、メンバーの関係性です。初対面といっても仕事や交友関係に接点があれば、そこから話が弾んでいきます。ある程度の共通点があったり、意外な接点が見つかったりするような方とお会いすると参加して良かったと感じる人が増えてきます。これは幹事役の人のセンスと人脈で決まります。昨日初めてお会いした方々から早速、新しいビジネスのお話を頂きました。
そして、次に重要なのが参加メンバーのお人柄です。昨日はベンチャー企業やコンサルティング会社の経営者の方だけでなく、元プロ野球選手でオールスターファン投票1位になった方など、ユニークな顔ぶれでしたが、皆様気さくで気取らない方ばかりでした。この手の会で自慢ばかりしている人に会うことがありますが、そんな人が一人いるだけで会の雰囲気が台無しになってしまうこともあるのです。
しかし、最大の要因は、参加メンバーではなく、自分自身にあると思います。
20代の頃に異業種交流会に頻繁に出かけていたことがあります。会社では得られない何かを手に入れたいというのが動機でしたが、時間とお金の無駄に終わりました。その理由は、自分がお会いした方々に対して、何も「GIVE」(与える)できるものがなかったからです。会合に出かけていき、何かもらえませんか?と歩き回っているだけの「クレクレタコラ」状態では、価値の交換は発生しません。
人間関係の構築で意識すべきことは、仕事でもプライベートでも如何に自分が相手に対して「GIVE」できるかです。自分が「GIVE&GIVE」を繰り返せば、周囲が変わっていきます。そして、参加している人たちが同じ気持ちになれば、そこにいつか「GIVE&TAKE」の関係が生まれます。与えるものは、損得勘定の経済的なものでなくても構いません。
お誘い頂いた幹事の早川周作さん、倉田陽一郎さん。ありがとうございました。
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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2017年6月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。
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