音喜多都議の出演キャンセル!都政はどう進んでいくのか。

川松 真一朗

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

よるバズ・ファミリーとして

昨日(15日)は今回の当選後初めてとなるAbemaTV「みのもんたのよるバズ」に出演させて頂きました。選挙当日は開票作業中の重苦しい空気の中で選挙事務所から中継で出演もした事も含めて「よるバズ・ファミリー」として出演者の皆様と一緒に都政を考えて参りました。

しかしながら、ここに出演予定であった音喜多都議が都民ファースト事務局からの指示で強制的に出演見合わせという事で私も拍子抜けに。番組からすると前々からキャスティングしていたのに、突然のキャンセルで代役を探したけれども見つからなかったとの事。

都議会自民党も重要案件についての取材受けは党の方向性を語る事になるので「慎重に対応」という事はよくありますが、個々人のテレビ出演判断は各議員に委ねられておりました。昨年の都知事選の頃は宇田川幹事長でしたが、FMラジオやネットテレビに出るなと言われる事は無く、むしろバンバン喋って来いと言われたものです。

朝日新聞の指摘もあり

たまたま朝日新聞が「都民ファ取材制限、いつまで? 新顔の発言にピリピリ」という記事を出したばかりで混同されがちでしたが、あくまで朝日新聞の記事は新人議員について。これまで都民ファーストの顔として、一番テレビで発言されてきた音喜多都議への制限の意図も分かりづらいところです。小池知事は既に代表を退かれていますから、この事務局方針に関与されていはいないだろうと思いますが。

議員同士の議論が出来る機会

私もテレビ討論に出るのはBSフジのプライムニュース含めて積極的な姿勢です。というのも過去に音喜多都議がアゴラで言及されている通りでして(議会は「議員同士で議論をする場に変わるべき」?!)、現行の地方議会では議員が議員に質疑は出来ません。あくまで議員は知事はじめ東京都庁の役人に質問するのです。ですので、私にとってテレビ討論は多くの皆様がご視聴される中で、各党各会派の政策の違いが見えやすいと考えています。

私自身は都議会自民党の報道室を任せられている身ですから、時間の都合さえクリア出来れば出来るだけ説明責任を果たさせて頂きたいと考えています。よく、街を歩いていると「お昼のワイドショーに何故出ないのか?」と言われます。しかしながら、ほぼ毎日ですが日中は議会人として会議があったり調査研究の為のヒアリング作業などビッチリと政務活動に励んでいますので中々時間が確保出来ないという事を記しておきます。

局長級の異動

とにもかくにも、7月24日からは新しい議会構成メンバーで第20期東京都議会がスタート致します。こうなればまた風景も変わってくるのではないでしょうか。先の都知事会見で触れられていましたが、都庁の局長級職員の人事異動が発令されました。塩見オリンピック・パラリンピック準備局長、中嶋生活文化局長が異動となります。

お二方とは文教委員会の場で厳しい議論を展開した2人で「敵方」ながらこのタイミングでの人事異動にはちょっと疑問が残ります。というのも、塩見局長はリオデジャネイロ大会前に4年後を見据えて局長に就任された方でIOCや組織委員会との調整で汗を流されていました。地方施設分担では最後の文教委員会で私が質問責めさせて頂いたのも現場監督として何でも分かっているだろうという思いからです。

一方で中嶋局長も2020年大会の文化プログラムを始めたばかりで、こちらは昨年末に東京都文化施設の指定管理者選定について私が1人で議会で騒いだ案件の局長です。こちらも文化都市東京を20年までにどう成熟させていくかという現在進行形の課題と真正面から向き合っている中での異動です。

都庁の人事ローテーションも一考を

私はオリンピック・パラリンピックに関連して、コロコロと人事異動が行われる事を良しとしていません。都庁舎内の人事ローテーションはあるかもしれませんし、皆さん、それぞれキャリアプランがあるのも承知です。しかしながら、大会組織員会、各スポーツ団体など2013年招致決定からずっと携わってきたばかりです。ここに役所の論理で人事異動があると一からやり直し的な事は迅速解決が求められている中でちょっと問題はありやしないかと最近感じています。

オール東京、オール日本

都議会も24日から始まりますが、少なくとも都議会自民党にはリオデジャネイロに自主調査に行ったメンバーが6人、都民ファーストには小山都議、石毛都議がいます。現地での経験も活かしながら、オリンピック成功という大命題を政局とせず一致団結して前に進めていかなかければなりません。オール東京、オール日本を私はブレずにずっと主張し続けています。


編集部より:このブログは東京都議会議員、川松真一朗氏(自民党、墨田区選出)の公式ブログ 2017年7月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、川松真一朗の「日に日に新たに!!」をご覧ください。