携帯の機種変更にこれほどストレスを感じるのは私だけ?

ネット証券の創業に参加したこともある私ですが、実はかなりアナログな人間です。スケジュール管理は未だに、システム手帳で手書きですし、携帯電話も、最近数年ぶりに、ようやく新しい機種に買い替えたくらい無頓着です。

今回の携帯の機種変更では、携帯会社も大手からSIMフリーで契約できるようになった格安の会社に換えてみました。しかし、この作業が何とも煩雑で、結局データを完全移行することができませんでした。

機種変更だけなら関係ないことですが、ややこしいのが、電話番号の移行の手続きです。今使っている携帯会社の店舗で手続きしようを思って、近くのお店に電話をすると、どうやら電話だけで切り替えの手続きができるということがわかりました。MNP(ナンバーポータビリティ)番号というのを聞いて、有効期限を教えてもらいます。

次に、新しい端末の入手です。アップルストアから購入しました。さらに格安携帯のSIMカードもネットから購入。これも、SIMが最初から送られて来るのではなく、エントリーパッケージというのが入っていて、サイトから申し込みが必要です。この手続きに、MNP番号や有効期限の入力が必要だと知りました。さらに免許証の写真などもアップして本人確認します。

数日後に送られてきたSIMカードを携帯の端末に入れて、バックアップしておいたデータを取り込んだのですが、携帯の電話帳とLINEのデータがなぜか移行できませんでした。原因を調べようと、あちこち電話してみたのですが、結局復元する方法はわからないまま。端末会社なのか、前のキャリア会社なのか、新しいSIMの会社なのか、それともLINEに聞いたら良いのか。原因がわからないので、どこに聞いて良いのかわからない。そんな状態です。

取り敢えず、新しい端末で一通りの作業ができるようになったものの、この携帯の買い替えというのは、私のような人間には非常にストレスがかかるものだということがわかりました。

世の中の多くの人は、これほどややこしいことを、サクサクとこなしているのでしょうか。

携帯の最新機種を頻繁に買い替えるような人たちには、新しい端末を使い始めるのは楽しいことなのかもしれません。しかし私は、今使っている携帯端末を数年後に乗り換え手続きをするのさえ、今から憂鬱な気分です。

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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2017年7月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。