どうせなら崖から飛び降りた同士で手を握ってもらいたいものだと思っていたが、若狭さんと細野氏はどうやら馬が合いそうで、この調子ならとんとん拍子で新党設立に向けての話し合いを進めることが出来る。
小池さん次第だなあ、と思っていたが、小池さんも都議会議員選挙の後で細野氏とは話をしたことがあるようで、若狭さんに細野氏と手を組むことにOKのシグナルを出したようだから、何はともあれ新党の設立には漕ぎ着けることが出来る。
自民党の中からも名乗りを上げる人が出てくるようだと風景がガラッと変わるのだが、さすがに今の自民党は組織が盤石だから若狭さんに続いて自民党を飛び出す人はいそうにもない。
多分、そのくらいでいいのだと思う。
とにかく若狭さんと細野氏が核になって新党づくりに邁進することだ。
小池応援団、若狭応援団、音喜多応援団を自称している私も、この状況ならそれなりの働きどころがありそうである。
坂道を転がり始めた民進党に手を貸すと、自分まで巻き込まれて奈落の底に転落しそうだが、何もないところに新党を作り出そうというのであれば、万一上手く行かなくてもそう大怪我はしない。
壊すより作る方が楽しい。
放っておいても、壊れるものはいつか壊れる。
一方、作るのはなかなか骨だが、上手く出来上がれば喜びは大きい。
核の二人が決まれば、人集めは案外上手くいくものである。
これから1カ月間、毎日のように新党設立に向けての動きがニュースになるのだろうと思っている。
若狭さんも細野氏もいいタイミングで動き出したものだ。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年8月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。