政府入り!内閣府副大臣を拝命①

福田 峰之

「新人副大臣の誕生」

8月3日(木)内閣改造が行われ、新たな安倍改造内閣が誕生しました。内閣改造、新たな自民党役員人事が行われるということは、政府であれば副大臣、政務官人事、自民党であれば部会長等の各役職人事が行われるということです。人事の季節になると大臣や党3役未経験議員は役職希望届けを自民党に提出する事になります。衆議院3期というのは政府であれば副大臣、自民党であれば政務調査会の部会長という役職がメインとなります。政府で仕事をするのか、党で仕事をするのか、担当する仕事内容が同じでも、やり方が異なるということになるのです。

役職希望届けに何を書いたかと言うと実は、第一希望にしていたのは「自民党政務調査会総務部会長」という役職でした。部会長と言うのは分野における与党自民党の政策責任者で、総務部会と言うのは、総務省の所管する範囲ということになります。僕の関心事は、地方分権、情報通信、マイナンバー等の政策です。与党自民党の側から、政策を押し上げていく手法を選んだのです。

しかし、金曜日の夕方、菅官房長官から携帯に電話がかかってきたのです。この時期に官房長官から電話がくるということは、「副大臣のことかな」と一瞬、頭を過ぎったのは事実です。すると想像の通り「内閣府IT担当の副大臣をお願いします」と言われたのです。今まで自民党IT戦略特命委員会事務局長としてIT政策をつくってきました。そのとりまとめか毎年、特命委員会で出している「デジタルニッポン」という政策提言集です。今年の政府の成長戦略は正に「デジタルニッポン」に掲げているIOT社会、データ利活用社会による経済の再生です。自分たちで提言してきたものを政府に入り具体的に実現することは、職務としてやりがいがあると思ってお受けしたのです。

副大臣人事は7日午前中の閣議で正式に決まるということです。もちろん副大臣に就任するのは初めてですから、これからどうしたらよいのか、よくわかりません。土曜日となり地元の事務所にいると内閣府の職員から電話があり、月曜日の事について説明があり、詳細のFAXももらいました。そこには、モーニングを着用し、10時30分に首相官邸に来るように書いてあったのです。服装のコードは、モーニング、黒のベスト、チーフなし、銀色のネクタイ、黒の紐靴です。首相官邸に行く前に内閣府の説明をしたいので時間をとって欲しいというアポもあり、9時15分に議員会館に来てもらう事にしました。

7日、混んで首相官邸に遅れるわけにいかないので、議員会館には7時30分に到着しました。9時過ぎになると内閣府事務次官が来訪し、秘書官を誰にするかという話になったのです。副大臣には秘書官がつき、副大臣としての仕事をサポートしてくれます。Nさんはどうでしょうと履歴書を見せられたのです。どうでしょうと言われても、会ったこともないし、どんな人かも知らないし、次官が推薦してくれるならと思い「いいですよ」と応えたのです。

すると外に待っていたようで部屋の中に入ってきました。見たことあるな・・・と思い、「この前、石原ひろたかと沖縄にいなかった?」と聞くとNさんは「いました。副大臣は石原前副大臣と朝食してましたよね」と。8月1日~2日に沖縄市の「スタートアップ・カフェ・コザ」に、自民党IT戦略特命委員会で視察に行っていたのです。たまたま朝ホテルで、石原ひろたか前沖縄・北方副大臣に会ったのです。縁とは不思議なものです。Nさんは石原副大臣時代から秘書官をしており、秘書官継続ということになったのです。

その②に続く「天皇陛下のおそばに・・・」


編集部より;この記事は内閣府副大臣、衆議院議員、福田峰之氏(自由民主党、比例南関東)のブログ 2017年8月12日の記事を転載しました。オリジナル記事をお読みになりたい方は、ふくだ峰之の活動日記をご覧ください。