政府入り!内閣府副大臣を拝命②

「天皇陛下のおそばに・・・」

10時30分に首相官邸3階南会議室に行くと新任副大臣が集まっていました。チームとして安倍政権を支えていくメンバーです。神奈川県出身の同期は、山本ともひろ防衛副大臣、坂井学総務副大臣が就任しました。皆が集まると認証官任命式に臨むにあたっての注意事項、導線の確認を行い皇居に向かったのです。官邸には内閣府副大臣用の公用車としてクラウンが用意されていて、それに乗車したのです。

皇居に着くと控えの間に通されました。そこにはモーニング姿の安倍総理が座っていたのです。総理は事前に皇居に来て、陛下に誰が副大臣に就任したのかをお伝えしたそうです。笑顔で「ダメだと、断られて人はいないよ」とその上で、「陛下が辞令書1枚1枚にお名前を書いているので、それが終わり次第、任命式になりますよ」総理にとっては、大臣の任命式を先週終えているので慣れている様子でした。

しばらくすると用意が出来ましたので、お名前を呼ぶ順番でいらしてくださいと宮内庁職員から言われました。総理は一足先に行ってしまい、僕は2番目に呼ばれ陛下と総理の待つ認証官任命式の場に歩んで行きました。「ふくだ内閣府副大臣」と入り口で呼ばれ一礼して部屋に入りました。10m先に天皇陛下がいらして、僕のほうを真っ直ぐ見つめています。陛下に2mまで近づき一礼して、斜め45度の角度にいる総理の前まで歩み辞令書を受け取り、後ずさりして陛下の前に戻り、一礼すると改めて「ふくだ内閣府副大臣」と紹介されました。

陛下を見ると真っ直ぐな視線を向けてくれていて、僕も陛下に視線を合わせました。世の中の為に副大臣としての職務を全うしようと改めて思いを強くしました。視線を合わせて一礼し、後ろに振り向き部屋を退室します。部屋を出る際はもう一度、陛下に向き直って一礼しました。長いようで短い緊張の一瞬でした。

控え室に戻り、内閣府副大臣として記帳し、皆が戻るまで待つのです。さすがに初めて副大臣としての記帳故に、緊張したのも事実です。全員が戻ると首相官邸に戻るのです。車寄せに行くとN秘書官が待っていて、公用車がスット近づいてきました。暑い時期のモーニングは汗をかくものです。そして官邸に向いました。

その③に続く 「大臣と同じ?官邸階段で撮影」


編集部より;この記事は内閣府副大臣、衆議院議員、福田峰之氏(自由民主党、比例南関東)のブログ 2017年8月13日の記事を転載しました。オリジナル記事をお読みになりたい方は、ふくだ峰之の活動日記をご覧ください。