人の魂を揺さぶるような話が出来る人は滅多にいない。
かつて石破茂氏が自衛隊の隊員等に向けてした訓示や挨拶を何度か聞いたことがあるが、当の自衛隊員等の心にどのように響いたかは分からないが、私は聞いていてジーンと胸の奥にこみ上げるものがあった。
安倍総理も結構上手に演説されるが、情の籠め方から言えば私の見ている範囲では石破氏を超える人はいない。
自衛隊員に向かって、「諸君!」と発するだけで、如何に石破氏が自衛隊や自衛隊員に深い思い入れをしているかが伝わってくるのだから、出来るだけ大勢の方に石破氏の話を聞いてもらいたいものだと思っている。
若狭さんの輝照塾がいよいよ今月中旬に開講されるが、塾生の皆さんには是非石破氏の話を聞いていただきたいものだ。
私は、人の言葉には力がある、と信じている。
人の魂を揺さぶるような言葉を発する人を、私は尊敬している。
滅多にそういう人の魂を揺さぶるような言葉を発する人と巡り会うことはないのだが、石破氏の他にもう一人人の魂を揺さぶるような言葉を発する人がいることを知った。
今年はじめのの民進党の党大会で挨拶をされた慶応大学経済学部教授の井手英策氏である。
民進党の新代表に選ばれた前原氏が井手英策氏に私淑しているようだが、井手英策氏は特に民進党の顧問でもなく、せいぜいがアドバイザーの一人のようである。
ご本人にはまだ何の紐も付いていないようだから、今の内に輝照塾の講師に呼ばれたら如何だろうか。
人の魂を揺さぶるような演説がどんなものか。
どうしたらそういう演説が出来るようになるか。
そういうことを学ぶには、やはりそういう演説が出来る人の話を直接聞くことが大事である。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年9月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。