私が期待しているのは、なるべく早く民進党が分党して、小池新党と一緒に歩める人と共産党との選挙協力を何よりも優先する人に分かれてもらうことだが、私が見る限り、皆さん、どうもその方向に向かって全速力で走っておられるようだ。
いや、そんなことはない。小池劇場はもう終わった。小池新党に国民の期待が集まるはずがない、などと仰る方もおられるかも知れないが、民進党が民進党のままでは5パーセント政党に止まってしまう虞が濃厚なのだから、どうしても民進党に代わる非自民の新しい保守政党が求められることになる。
維新が失速している現状では、若狭さんが設立に向けて奔走している小池新党しかないことになる。
若狭さんでは貫禄不足、経験不足などと揶揄する発言が上がっているが、こういうことは言ったもの勝ち、やったもの勝ち、というところがあるから、私は若狭さんの企図は最終的には成功するだろうと見ている。
都民ファーストの代表の野田数氏は選挙巧者だと思うが、若狭さんの役割を担うことは出来ない。
細野氏も長島氏も政治経験はそれなりにあるが、元民進党の方々が小池さんの名代を務めている若狭さんと同じ役割を担うことは無理である。
若狭さんに何かがあった時は小池さんが出てくるはずだし、いずれは自民党の中からも同調者が現われるかも知れないということも頭の片隅に置いておかれた方がいい。
小池新党は日本新党の生まれ変わりになる、と思っておられることである。
小池新党が反原発を掲げれば、細川さんも小泉さんも乗ってくるかも知れない、とまで囁かれているのだから、小池新党は大化けする可能性がある。
私が若狭さんを応援しているのは、若狭さんが設立に向けて奔走している小池新党にはそれなりに夢があるからである。
民進党の中にいたのでは、夢は描けないはずだ。
若い方々には、なるべく夢のある方向に向かって動いてもらいたい。
どうも、今が動き出すチャンスのように私には見えるのだが、さて、如何だろうか。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年9月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。