こんにちは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。
今日は妻は視察へ、私は病み上がりの次女を連れて予約しておいた小児科受診からスタート。
やはり今回は入院が必要なウイルス感染などではなく、普通に風邪のようで一安心(?)。
受診が終わると「お会計はありません」と言われ「ほえ?!」となったのですが、そういえば子ども・乳児の受診は医療費助成ですべて無料なのでした。薬ももちろん無料。
東京都の子ども医療費助成を比較!2017
https://allabout.co.jp/gm/gc/468991/
いつも私は夜間の救急病院につれていく担当だったので(夜間受信料を取られる)、気づかなかったぜ…!
子どもは病院をサロン代わりに使うこともないし(むしろ行くのを嫌がる)、こうした子育て世帯に対する支援はかなりありがたいものですね。
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子ども関係といえば、私の事務所にはよく児童相談所に関連する相談が電話やメールで舞い込みます。
「子どもが児童相談所に一時保護され、返ってこない」
「自分の子どもに会わせてもらえない」
など、子どもを児童相談所に保護されている親御さんからの連絡が大半です。
児童相談所や一時保護政策も社会的養護・児童養護の分野に関わることですが、この政策分野に精通している地方議員はまだまだ少なく、インターネットなどで検索して私のところにたどり着く方が多いようです。
社会的養護・児童養護に関する過去ログはこちら。
http://otokitashun.com/tag/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E7%9A%84%E9%A4%8A%E8%AD%B7/
で、都内の案件であれば双方の言い分を聞き取りするなど、それなりにお力になれることがあるのですが、他の道府県だと残念ながら手詰まりに…。
じゃあ誰に相談すればいいのか?ということになりますと、政治家であれば児童相談所を所管する道府県議会議員になります。
ご連絡をいただく人の中でけっこう多いのが、
「知り合いの市議会議員に相談しているが、要領を得なくて…」
というもので、それもそのはず。勘違いされている方が多いのですが、児童相談所を所管しているのは広域自治体(都道府県)ですから、児童相談所の事案に直接携われるのは、原則都道府県議会議員のみということになります。
確かに市議会議員に比べれば都道府県議会議員の数は少ないですから、なかなか接する機会がないかもしれません。とはいえ、自分が住んでいる自治体から選出されている議員が必ずいますから、そちらに連絡してみるのが一つの手ではないでしょうか。
参考になれば幸いです。
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ちなみにインターネットで検索すると、
「児童相談所は子どもを『さらう』、悪の組織だ!」
的な情報も散見されるのですが、私が経験した限りではそういうことはほぼありません。
もちろん、情報共有や説明が不足しているなど、課題や改善点があるケースはあります。ですが、ほとんどの事案をガイドラインに則って児童相談所は適切に対応しており、子どもを保護するに足る理由の元で行動しています。
保護者と児童相談所、そして何より要保護児童本人がしっかりとコミュニケーションを取り、理解の元で一時保護が実施される環境を整えていきたいものです。
それでは、また明日。
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おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 33歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。
編集部より:この記事は東京都議会議員、おときた駿氏のブログ2017年9月9日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。