豊田真由子さんの次期衆院選への挑戦には異議を述べておく

早川 忠孝

豊田真由子氏公式サイトより(編集部)

ウンザリするようなニュースが飛び込んできたので、利害関係者の一人として異議を述べておく。

蛇蝎のように嫌われていますよ、などと言ってもご本人には何のことだか分からないかも知れないが、豊田真由子さんの顔を見なくなってホッとしている人は結構多い。顔を見たくないが、それ以上に声を聞きたくない、という人は実に多い。

政治に関わっている人も、政治に関わっていない人も、皆、一様に豊田さんと顔を合わせることを嫌がっている、ということだけは知っておかれるといい。

私のことは忘れている人は多いだろうが、豊田さんのことは生涯忘れない人はそれなりに多いはずだ。
自民党と公明党が離れ、地元の市長や県議、市議の皆さんが離れてしまえば、まず頼れる人はいない。

豊田さんの選挙を選挙戦の先頭に立って一生懸命引っ張ってくれた人を衆議院選挙に担ぎ上げようという動きが既に始まっているのだから、豊田さんは既に手も足ももがれたような状況に置かれている。

負ける選挙でも戦わざるを得ない大義があるのであれば別だが、地元に生活の本拠がなく、親戚や友人がいない本物の落下傘には、実に難しい選挙になる。

徒手空拳でやる選挙が如何に苦しいものであるかを知るにはいい機会だろうが、まあ、普通の人の場合は止めておいた方がいい。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年9月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。