山尾志桜里とその擁護者に顕著な「二重基準」という病 --- 山田 高明

「羽鳥慎一モーニングショー 2017年9月8日放送」より

まず山尾志桜里氏と倉持麟太郎氏の件で一番の被害者は誰でしょうか。

やはり、山尾氏の小さなお子さんと、倉持氏の奥さんだと思います。おふたりとも人生で最悪のショックを経験しているはず。

小学生になったばかりお子さんは「自分とパパは捨てられた」と悲しんでいるかもしれません。これから一生、心の傷を抱えて生きていくことになるでしょう。

心の傷といえば、倉持氏の奥さんの心中も察して余りあるものがあります。報道によると、赤ん坊のお世話をしながら病気療養中とのことです。

今は周囲の人たちが気づかってあげることが必要ではないかと思います。

山尾氏は公人なので、報道自体はやむをえませんが、一番の被害者の傷口を広げぬよう、最大限配慮してほしいと思います。

本当は子供や女性なんかどうでもいい

ところで、解せないのは、山尾氏も、彼女の擁護団も、普段は「子供たちの未来が! 女性たちの権利が!」などと、声高に訴えていることです。

要するに、本音では、子供や女性のことなんかどうでもいいのでしょう。

彼らはまた壊れたレコード(死語)のように「安倍独裁政権ガー! 自民党ガー!」と喚き散らしている金太郎飴でもある。どうやらこっちのほうが本来の政治目的であり、そのために子供と女性といった弱者をダシに使っているというのが本当でしょう。

フシギなことに、このクラスタは、誰よりも声高に人権を訴えながら、同時にこの地球上でもっとも人権を抑圧している北朝鮮に対しては沈黙している。

辛淑玉氏などは、それが同胞の人権問題であり、自分の国の問題であるというふうに思わないのだろうか(事実思わないから、抗議しないのだろうが・・)。

誰とは言わないが、その独裁体制の手先をやっている者も多い。ま、いずれ圧政から解放された朝鮮人自身が、彼らを巨悪の共犯者として裁くだろうと予想しますが。

こういう者たちだから、今井絵理子氏が自民党から出馬した時には執拗に中傷し、かつ彼女の不倫が報じられた際には悪罵の限りを尽くしながら、山尾氏の同様のケースとなるとガラリと態度を豹変させるのも、何もフシギではないのかもしれない。

まさに、二重基準。

度を越している山尾氏の二重基準ぶり

そして、その権化こそ、当の山尾氏と言えるのではないでしょうか。

本音と建前の不一致は誰にでも少なからずありますが、彼女の場合、あまりに表向きの顔と裏のそれが違いすぎないだろうか。

自民党の宮崎謙介氏の不倫を非難しながら、自分も裏では同じことをやっている。

「子供たちのために」と待機児童問題に取り込んでいながら、裏では自分や他人の子供を不幸にしている。

北朝鮮問題で深夜早朝まで駆けずり回っている安倍総理の対応を非難しながら、同じ頃に自分はホテルで遊んでいる。

甘利大臣の政務活動費の疑惑を徹底追及しながら、自分にも多額のガソリン架空経費の疑惑が持ち上がると、結局は「私ではなく秘書のせい」。

ここまで二重基準が過ぎる人も珍しい。

同じブーメランでも、蓮舫氏の場合はどこか笑えるところがあるのに対して、山尾氏の場合は不気味ですらある。

やっぱり「日本死ね」で名を売った人だけのことはあるなと、変に感心した。

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(フリーランスライター・山田高明 個人サイト「新世界より」 「フリー座」 )