銀行がお金を貸さないNPOに融資をして、貸し倒れゼロの秘訣

もう読まれましたか?

今年(2017年)7月に出版されたコミュニティ・ユース・バンクmomo代表理事 木村真樹さんの『はじめよう、お金の地産地消

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momoでは、

市民からの出資金や寄付金などを原資にして、地域のさまざまな課題の解決に乗り出したNPOやソーシャルビジネスに、小口の融資をします。

既存の金融機関が目を向けてこなかった借り手に、低利・無担保でお金を貸します

驚愕なのは、既に創業から10年以上、延べ1億4000万円以上の融資を行っているにもかかわらず、貸し倒れがゼロであること。

本書では、その思いや秘訣について詳しく解説します。

●融資をするときに、借り手から動機や目的、熱意を詳しく聞く
●理事や融資審査委員、ボランティアスタッフなど30人以上が、さまざまな視点で質問を繰り返す
●2人以上で現地を訪問する。

などの融資をする前の取組と併せて、融資を実行した後も、スタッフがしっかり伴走・応援していきます。

最近では、momoが融資するならば、融資することができると日本政策金融公庫などが協調融資を実施したり、momoの融資過程・応援課程を学ぶために、既存金融機関が行員を研修に派遣するなどの取組も広がっているとのこと。

まさに、地域の中でお金が循環する仕組みです。

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木村真樹代表理事(左)などとパネルディスカッション

とても読みやすい本ですので、ぜひ皆様も手に取ってください。

<もっと知りたい!>
地方創生に積極的に取り組むことが本業にもプラス!
地方創生の鍵は、信用金庫にあり!

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<井上貴至 プロフィール>

<井上貴至の働き方・公私一致>
東京大学校友会ニュース「社会課題に挑戦する卒業生たち
学生・卒業生への熱いメッセージです!

<井上貴至の提言>
間抜けな行政に、旬の秋刀魚を!


編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2017年9月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。