風雲急を告げる政局

昨今のドタバタが一体何に起因するかと私なりに色々と考えて見た結果、米国と北朝鮮との戦争がいよいよ現実化するのではないかということであります。国連の場では先週火曜日トランプ氏が北朝鮮に対し、「完全破壊」や「ロケットマン」といった極めて異様な言葉を用いて強く非難しました。

それを受けてはまた金正恩氏がその二日後に、「歴代で最も暴悪な宣戦布告をしてきた以上、わが方もそれに見合った史上最高の超強硬対応措置断行を慎重に考慮するであろう」との声明文を出しました。両国共あれだけ大っぴらに広く世界に喧伝したわけですから、いつ戦争が起こっても不思議はないとの印象を私は受けています。

米国としては恐らく、対話により平和的に解決出来る状況は疾うの昔に終わったと判断しており、最早時間が経過すればする程に北の核・ミサイル開発が進展し世界に悪い結果を齎すようになる、と考えているのではないでしょうか。

そうした現況を受け想定すると個人的には、一つは来月18日開催予定の中国共産党第十九回全国代表大会を終えて後クリスマス迄の間、もう一つは年を越して年初のどこかで米朝開戦が現実のものになるのでは、という気がしています。

さて、片方で「日本をリセットするために希望の党を立ち上げ」た小池百合子代表の下へと、民進党からは保守系の議員が次々と出て行って、遂には民進党・保守派の希望合流といった状況になりました。民進党が瓦解した今日本政治は与党・野党共に、保守・保守の体制になり得るわけです。

安倍政権としては恐らく、来たる解散総選挙で「自公連立政権で233」は取れるだろうと見ており、当該選挙の後保守・保守の体制下、念願の憲法改正が実現出来ればそれで良いと考えているのではないでしょうか。今回、小泉純一郎氏等も動かれたのではと思われますが、それ故そういう意味では、ある意味織り込み済みだったのかもしれません。

今後ひょっとしたら保守・保守の与野党が大合流する可能性すら有り得る、と私は思っています。当ブログで半年前程に『ポスト安倍は安倍』と述べましたが、大合流して後ポスト安倍の次の首相は小池氏になる可能性があるでしょう。そしてポスト小池は小泉進次郎氏ではないか、という読みは穿ち過ぎでありましょうか。

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