50代になってから、高校や大学の同窓会が急に増えたように思います。
仕事や子育ての忙しさのピークを越えて、だんだん自分の時間が取れるようになってきたこと。今までの人生を振り返る余裕が出てきて、かつての仲間に会いたいと思うようになったこと、など理由は様々だと思います。
同窓会が開催されるグループには必ず幹事役が必要です。消息不明の人を調べたり、同窓会の会場設定から出欠の確認まで色々手間もかかります。私が所属していた植草ゼミではゼミ長の小島英夫さんが全員を取りまとめて、日程の設定まで仕切ってくれました。そんな幹事のお陰で楽しい時間が実現するのです。
久しぶりに会った仲間も数十年のブランクがあると、それぞれの人生によってライフスタイルや価値観に大きな違いが生まれてきていることに気が付きます。
大学時代のゼミの同級生は、バブルの直前で就職活動をしていたこともあり、当時は完全な売り手市場でした。自分が希望する会社にOB訪問するだけで、入ることができる恵まれた環境でした。
あれから30年経ってわかる事は、社会人の入り口では人生は決まらないということです。むしろ、社会人になってからどこで何をするかの方が圧倒的に重要です。例え一流企業とされる会社に入ったとしても、そこで何となく数十年を過ごしてしまえば、成長は20代のまま止まってしまいます。
人生100年時代に入り、50代はリタイアする世代ではなく、人生の後半戦を始めるタイミングに変わりました。仕事に限らず、人生を豊かに自分の思い通りにしたければ、一生学び続け、自分を成長させていかなければならない。同級生と話をしながら、そんなことも考えました。
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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2017年10月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。