おはようございます。
本日は、お忙しい中、私の出陣式にご参加くださり、ありがとうございます。
今朝、生まれ育った三番町の、近所の「岡の宮神社」に行ってまいりました。
手を合わせて、必勝祈願をしてきました。
これで5回目になります。
今回の選挙は、今までと全く違う選挙になることになりました。
私は、民進党では、安倍政権の横暴なやり方を止めることができない。
その悔しさを何度も感じてきました。
このまま民進党にいるだけでは、皆さんの役に立たない
これではダメだ。
そういう思いから、解党を訴え続けてきました。
それが、離党するとかしないとかで、いろいろと報道されました。
私への批判は全て受けます。
それでも、数の力がなければ、民進党のままでは、どんな横暴な政策でも簡単に通過してしまうのです。
その悔しさをみなさんも覚えていらっしゃるのではないでしょうか。
そして、この流れの中で出馬する政党は、「希望の党」になりました。
正直に言います。私はこの流れを最初は歓迎しました。
ウェルカムだと思ったのは、これで、やっと安倍政権のやりたい放題を止めることができる可能性がある。そう思ったからです。
安倍さんは、トランプ大統領と一緒になって、北朝鮮を挑発し、国民の生命財産を危険にさらす。
私の専門の国の経済、年金。皆さんの大切な年金資金を今まで保守的に運営していたのに、50%も株に突っ込んで、株価をつり上げています。
もし株が暴落すればどうなってしまうのでしょう。
年金が半分になってしまうリスクを多くの人はまだ知りません。
そうなっても今のままだと、「しょうがなかった。」の一言で終わりになります。いくらでもお金がある人たちは、年金が減っても一向に困らないのです。
だから、私は安倍政治の暴走を絶対に止めることができる議員数が必要だと思っていました。だから、民進党のままではダメだ、と。
私は解党論を訴え続けてきました。
数で影響力がある党にならなければ、政策は通らないのです。
作れないのです。
しかし私が、希望の党に行くことを決めたその後で、希望の党は、「排除」という言葉を使いました。
その言葉が私は嫌いです。
吐きそうな思いでいます。
皆さん、苦渋の選択でした。
私が無所属で出たら、勝てる。そう多くの人が言いました。
私もそう思います。でも政策に影響が与えられない、人数がいないところへ、今の時点で私は行くわけにはいかないのです。
政治状況は日々刻々と変わります。
この間、後援会の役員さん、事務所のスタッフ、皆さんで、チームワークで、私のことを一生懸命助けてくれています。私が悪く言われることを、私への批判を、全てみんなで耐えてくれています。
そして、今日、今、ここに集まってくださっている皆さん、
どんな時でも、いつでも、私のそばにいてくれている皆さん
利権もお金もない私を支えてくださる皆さん
私は、この選挙は、「野党再編」、そう割り切りって戦いたいと思っています。
大企業や、お金持ち、大都会だけが優先される政治を変えていかなくてはいけない。
今進められている政策で、止められていないことはたくさんあります。
国内では禁止されている、成長ホルモンを使った牛肉や遺伝子組み換えとうもろこしの輸入。
日銀にまで株を買わせて株価を無理やり上げる
こういうあまりにも明らかに馬鹿馬鹿しいことを、ストップをさせる野党の議員の数の力がない限り、政治は暴走したままです。
もしも私が私利私欲のために、希望の党を選んで、当選したいのだろうというなら、それだけは、はっきり申し上げます
「私利私欲のためなら、もっともっと楽な道を選びます。」
私は、許せないんです。
お年寄りが、年齢差別を受けていること。
女性、障がい者、ひとり親にチャンスが与えられていないこと。
貧困家庭の子どもたちが置き去りにされていること。
変えるには数の力が必要なのです。
「排除」という言葉を使うべきではありませんでした。
それでも数が必要なことを、私は痛いほどに知っています。
だから無所属になれないんです。立憲民主党では数が足りないんです。
こういう困難な道ばかりを選ぶ私に、今批判にさらされている私に
それでも、そばで頑張れ、と声をかけてくださる、ここにいる皆さん
皆さんが、私の心の明かりです。明るいから、暖かいから、自分はここまでやってこれたのです。
本当に本当にすみません。
そして、ありがとうございます。
私は官僚の時代から永田町にいますが、本当に、こんなに政治がひどい状況はないのです。
その、暴走した政治を止める役目を、どうか岸本周平にさせてください。
これから12日間、どうぞお力を貸してください。
よろしくお願いいたします。
編集部より:このブログは衆議院議員、岸本周平氏の公式ブログ、2017年10月10日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は、岸本氏のブログをご覧ください。