小池さんの次の一手

希望の党ツイッターより:編集部

起き上がり小法師というものがある。

殆ど後ろに倒れているように見えるのだが、必ず起き上がる。
いくら倒しても、起き上がる。
受験生にとってのお守りのようなものだが、選挙にも必需品である。

いつも勝てるような選挙しかしていない人にはおよそ無用の長物だろうが、私のように負けることが分かっている選挙を何度もやってきた人間にとっては、起き上がり小法師ほど励ましてくれるものはない。

どんな難しい体勢からも起き上がれる。

小池さんはもう駄目だろう、小池さんの神通力は消えた、小池さんの政治生命は終わった、などとはしゃぎ回っている人たちがいるが、皆さん、ずいぶん気は早いものだ。

小池さんは自分自身が起き上がり小法師のようなものだから、如何にも倒れたように見えていつの間にか起き上がっている。

小池さんの手の内、腹の内を見るのは実に難しいが、小池さんが今の程度の逆風で怯むと思っていたら大間違いだ。

私だったら次にどうするか、ということをあれこれ考えている。

もう一度、リセットすることですね。
希望の党も、輝照塾も。

今回は時間がなくて、すべてに中途半端だった。

準備が十分整っていないのに、前原さんや連合の要請を受け容れて、民進党の希望の党への合流を認めてしまった。

いくら何でも民進党のすべての人を受け容れてしまえば、第二民進党だという批判を免れないから、当然受け容れる人と受け容れない人とを選別しなければならなくなるので、フリージャーナリストに乗せられて、うっかり排除します、などという強い言葉を言ってしまったのが拙かった。折角連合の全面的な協力と支援が得られるところだったのに、連合を突き放すようなことをしてしまった。

首班指名選挙の際に誰に投票するのか、と問われ、事前に何の連絡も打ち合わせもしていないのに、つい公明党の山口代表の名前を出すなどという軽はずみなことをしてしまった。
上手にやれば公明党の支持層にまで手を伸ばせたはずなのに、反って公明党の支持層の方々の離反を招いてしまった。

ああ、失敗、失敗。
拙かったわね。

まあ、小池さんが実際にどう思っているかは分からないが、私が小池さんの立場にいたらそう思うはずである。

すっかり状況が変わってしまったから、もう同じことを繰り返すわけにはいかないが、小池さんが起き上がり小法師だったら、すべてをリセットするために何らかの手を打つはずである。

私だったら、さしづめ若狭さんの政治塾・輝照塾のリセットから始める。
若狭さんの政治塾では今一つ人の集まり具合がよくないから、これを小池さんの政治塾に全面的に切り替える。

2年後の参議院選挙、次の衆議院選挙への候補者養成を始める。
希望の党の代表は、誰にも譲らない。

連合との協議もリセットする。
公明党とは、水面下で改めて本格的な協議を始める。

同じ失敗を繰り返さないように、今度は周到に事を進められるはずである。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年10月19日の記事をまとめて転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。