ネット選挙を導入して不正防止を

衆議院議員選挙が終了後、投開票時に発生した事故・ミス・不正が報じられた。その多くはネット投票など新しい技術を導入すれば防ぐことができる。

台風21号の影響で即日開票ができなかった愛媛県松山市・三重県伊勢市などで23日午前に開票が実施された。山口県萩市では投票箱を自衛隊ヘリで輸送した。 (解決策)投票所での電子投票を導入すれば離島から投票箱を輸送する必要はない。記載済み投票用紙の輸送は在外投票でも実施され、大使館員が飛行機に乗ってわざわざ日本まで持ち帰っている。これも電子投票で改善可能で、自宅でのネット投票を認めればさらに効率化され、在外邦人の投票率も向上する。

山尾志桜里が鈴木淳司に辛勝した愛知7区で大量の無効票が出て開票時に不正が行われたのではないかと疑われた。 (解決策)電子投票・ネット投票では候補者リストから選択するだけなので、候補者名以外を記載した無効票が発生することはない。

高知県いの町で期日前投票を済ませた男性が再度投票所を訪れ、確認漏れで投票してしまった。富山県高岡市では別人がなりすまし投票していたことが、本人が投票所を訪れて発覚した。 (解決策)マイナンバーカードで確認すれば今の方式でも二重投票・なりすまし投票はできない。マイナンバーカードを使っての認証を電子投票・ネット投票の手順に組み込めばよい。

北海道網走市で片付け中に投票箱に3票が残っているのが見つかった。 (解決策)人手で数えるために発生するミスであり、電子投票・ネット投票では起こりえない。

昭和時代からの方式を変革すれば、例示したような事故・ミス・不正は防止できる。それによって投票所に行くのに苦労する人も参政権を行使できるようになる。視覚障害者は代理投票の利用を強いられているが、自ら電子投票・ネット投票すれば投票の秘密は守られる。従来の方式で投票したい人もいるだろうから、当面は両者を併存させれば摩擦は最小限にできるだろう。