リベラルと目される人が保守と称して真ん中の人を集められるか

立憲民主党サイトより:編集部

私は、枝野氏が保守の人だとは毛頭思っていないのだが、枝野氏ご本人は保守を自称されているようだ。

まあ、保守にも真正保守もあれば疑似保守、その時だけ保守もあるから、はあ、はあ、はあ、保守ですか、そうですか、保守にも色々ありますね、と言うしかないのだが、さて皆さんの評価は如何だろうか。

右でも左でもなく、ど真ん中を行く、と言われれば、そうですか、私とそう変わらないんですね、と言いたくなるが、私の場合は、右の人も左の人もど真ん中の人も、いいと思う人はみんな受け容れてしまうような融通無碍でテキトーなところがあるから、多分枝野氏と私は別の分類に属するのだと思う。

いい人なんだが悪い、とか、悪い人なんだがいい、と思うようなこともあり、私は多少複雑系かも知れない。
私自身は、枝野氏と席を同じくすることがあっても、ソッポを向いたり、席を立つようなことはしない。

政治的な立場や政治的な信条が異なっていても、手を結んだ方がいいと思う時は手を結ぶし、対決しなければならないと思う時は対決する。

私が自民党の衆議院議員だった時代から今日に至るまで、基本的な立ち位置は変わらない。
まあ、衆議院選挙では小選挙区で自民党の牧原秀樹氏に何とか枝野氏に勝ってもらいたい、と願っているだけである。

牧原氏と枝野氏の二人に衆議院議員を務めてもらうのがいい、と思っているから、その限りで私は今回の選挙結果に不満はない。

枝野氏には、枝野氏らしい活躍を期待している。

もっとも、冒頭で述べたように、枝野氏が保守の政治家だとは毛頭信じていないのだが。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年10月29日の記事をまとめて転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。