NBCの看板キャスターがセクハラで解雇の衝撃

マット・ラウアー氏(Wikipediaより:編集部)

NBCの朝の看板情報番組看板「トゥデイ」のメイン・キャスターであるマット・ラウアーが不適切な性的関係を理由に急遽解雇されて降板した。

J女子・SPAの記事によれば

「ゴシップ誌ではその甘いマスクと脱いだらスゴ過ぎる肉体!割れる腹筋!!が注目されて、『People』が選ぶ「世界で最も美しい男50人」に何度も選出されたり、ファッション性が評価され『Vanity Fair』の「インターナショナル・ベスト・ドレスサーリスト」にも名前が挙がったりしたこともあるちょいワルオヤジ」

と紹介されている。

コンビを組むサバンナ・カトリという女性キャスターが「さきほど、つたえられたばかりで詳細は聞かされていない」「誰しもが抱えるジレンマ。愛とこのようなことが起きたということの折り合いをどう付けるのでしょうか」涙を流しながらニュースを伝える。

トランプ大統領は、「それより毎日、フェイク・ニュースを流しているNBCの経営陣はいつクビになるか」とツイート。

日本にも同様の嵐は吹くのか?森友・加計や某元記者問題から日馬富士事件で厳しい論陣を張る人たちがどんな反応を示すか注目だ。政治家になっている元キャスターもいる。

少なくとも毎日、テレビで偉そうな説教をリベラルな女性擁護の立場から並べ立てている人たちは、普通より高い倫理観が要求されるというべきかも議論されるだろう。

マット・ラウアーは別の局で同様の問題が起きたときには、「その会社のもっとも人気のある人を訴えるという勇気」を称賛するコメントを出していた。

ちなみに、ヨーロッパでは、左派の人たちにややこしい性的関係の人が多いが、フランスの社会党関係者によると、左派では同志愛が強いので、そういう関係に発展することが多いのだろうといっていた。

さらに歴史的にいえば、19世紀から20世紀における高い性的な倫理観は、ビクトリア女王時代のイギリスで強く求められるようになったものだ。産業革命による中産階級の発展と軌を一にする。女王夫妻は、真実はともかく、健全な夫婦の典型として尊敬された。