ネット上で「永眠」する仮想通貨がこれから増えていく

内藤 忍

3年前に開催した仮想通貨リップルのセミナーでリップルを購入したまま、アクセスができなくなって困っている方のために、リカバリーサービスをやっている専門家をブログで紹介したところ、Yahoo!ニュースに紹介されたこともあり(写真)、20名以上の方から相談のメールが来ました。

掲載されてから24時間足らずで、これだけの問い合わせが入っているということは、まだ気がつかずに諦めている人や、以前に購入した事さえ忘れている人いますから、仮想通貨を保有したままそれが放置されている数は、かなりの比率になると思います。

これからも、仮想通貨取引を始める人が増え続けますから、パスワードを忘れたり、2段階認証を登録した携帯を紛失したりといったトラブルもそれに比例して増える一方でしょう。

このような「永眠」してしまう仮想通貨は、銀行預金に例えれば休眠口座に入っている預金のようなものです。銀行口座の手続きは、窓口に行けば誰でもできますが、例えば今回のリップルに関して言えば、ネット上で英語の文章を読み込んだり、ある程度の技術的な知識がないと対応できません。

ところが、専門家の方にリカバリー作業を依頼すると、まるで手品のようにあっさりと復旧してしまうケースもあります。仮想通貨を取り戻すことができた方からは、感謝のメールがたくさん届いています。

永遠にアクセスされることがなくなれば、その仮想通貨は市場の供給量から消えることになりますから、総発行量は実質的に減っていくことになります。これは需要と供給の関係からすれば、仮想通貨保有者にとってはプラス要因となります。その比率は恐らく、全体の1割から2割といった想像以上の比率になっている可能性があります。

リップルリカバリーの相談は無料です。ご紹介した専門家の方にコンタクトしていただき、ミーティングやメールのやり取りで、購入時のID(リップル名)、リップルアドレス、パスワード、シークレットキーなどを探していきます。そして、リカバリーに成功した場合だけ、成功報酬が発生し、差し引いた残額を指定する仮想通貨口座に送金してもらえます。お願いして、結局取り戻せなければコストは発生しません。ダメ元で相談してみる価値はあります。

困っている方は、資産デザイン研究所のお問い合わせフォームからご連絡ください。専門家の方をご紹介いたします。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年1月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。