社会問題を構造化する新しいメディア「リディラバジャーナル」

井上 貴至

水戸黄門や暴れん坊将軍吉宗の時代は、ある意味分かりやすかった。

「正義」対「悪」

「悪」を監視し糾弾することで、「正義」が実現できた。

ところが、現代はとても複雑になってきた。

「正義」対「正義」で、戦争が起きてしまう。

そうしたときに、最も重要なことの1つは、問題を構造化すること。視点、変数、文脈などを整理することだ。

昨日(1月20日に)オープンしたリディラバジャーナルは、社会問題の構造化に、真正面から挑戦するという。面白い!と思う。

メディアは、「権力に媚びてはいけない」だけでなく、「大衆に媚びてもいけない」と言われるが、広告をベースとする既存メディアは、芸能人の不倫をただ面白おかしく伝えるなど大衆に媚びたニュースも少なくなかった。

リディラバジャーナルは、敢えて会員限定・課金モデルを採用するという。みんなで良質なメディアやコミュニティを育てていくということだ。

前職で、地元に戻れば返済を全て補填する奨学金「ぶり奨学金」を作ったが、行政が原資を負担するだけでなく、住民や企業などから幅広く寄付を集めることで、補助金依存の町に自発性や主体性が芽生えてきた。

良質なメディアに適正な対価を払い、一緒に育てていくという自覚を持った人が増えてくると、社会もより面白くなってくるのではないか。

まずは、こちらから一度見てほしいなぁ。

もっと知りたい!
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安部敏樹君「僕がリディラバを始めた理由」


リディラバジャーナル代表の安部敏樹氏と記者会見。

<井上貴至 プロフィール>

<井上貴至の働き方・公私一致>
東京大学校友会ニュース「社会課題に挑戦する卒業生たち
学生・卒業生への熱いメッセージです!

<井上貴至の提言>
間抜けな行政に、旬の秋刀魚を!


編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2018年1月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。