ネット上の「カスの相手」をする時間はもったいない

横浜DeNAベイスターズの井納投手の妻に対し、ネット掲示板で「そりゃこのブスが嫁ならキャバクラ行くわ」と匿名で書き込んだ20代会社員の女性が、通信会社の情報開示によって特定され、200万円近い損害賠償を請求される訴訟になったそうです。

匿名だからと安易な気持ちで、ネット上で書き込んだことが、大きな代償を払う可能性が出てきました。

私もネット上でいわれなき批判や事実と異なる思い込みから攻撃をされたことがあり、精神的・経済的にダメージを受けたことがあります。匿名だけではなく、ネット業界で有名な人から名指しされたこともあります。しかし、反論すればさらに炎上し、イメージだけで付和雷同する人たちが増えると思い、泣き寝入りの状態です。

ネット上の同じような被害に遭って、何もできないと思っているたくさんの人たちにとって、今回の本人特定と訴訟という対応は1つの解決策を示したものといえます。

しかし、そんな何の関係もない人からの的外れな中傷に、いちいち真正面からぶつかるのは時間の無駄とも言えます。このニュースを見たのとほぼ同時にネット上で出会ったのが、美輪明宏さんのこんな一言です。

カスの相手をしている時間なんて、もったいないでしょ。「そんな人たちは、私の人生になんの傷も与えられない」と思える強さを身につけることが大切です。

ムキになってネット上の「カスの相手」をするのではなく、自分の強さを身に付ける。人がどう思っているかを気にしない生き方を身に付けることによって、人生は随分楽になるということです。

どちらかというと優等生的な人生を続けてきた私には、世間にどう思われるかよりも、自分自身が納得できる人生を歩みなさいと言われているように思いました。

美輪さんが、書かれているように木「世の中の人は、あなたのことをそんなに注目してはいません。」。自分がどう生きるかは自分が決めれば良いのです。

美輪明宏さんの珠玉の言葉は他にもたくさんありますが、ここに掲載されています。すべての言葉が心に染み入り、自分のこれからどう生きるべきかについて、重要な示唆をもらった気がしました。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年2月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。