不動産投資トラブルに巻き込まれている投資家の方へ

仮想通貨リップル(XRP)を購入し、アクセスできなくなってしまった方に、リップルリカバリーというサービスをこのブログでご紹介しました。これまでに約50名の方から連絡があり、私の知り合いの専門家の方につないでいます。

既に、何名かの方は無事にリップルを取り出してもらうことに成功したようで、私にも感謝のメールが届いています。

一方、不動産でトラブルに巻き込まれたのが、先月突然のサブリース家賃支払い停止を発表した女性専用のシェアハウス「かぼちゃの馬車」です(写真はCM発表会から)。

こちらのトラブルに関しても、被害者の相談窓口が立ち上がっていますが、中には被害者をさらに騙そうとする悪質な人たちもいるようです。相談したつもりが、問題解決どころか、二次被害になってしまわないよう、誰に相談するかは充分注意すべきです。

資産運用でトラブルに巻き込まれた時は、正しい知識を持った専門家にスピーディに相談し、先送りにしないことが大切です。時間が経てば経つほど、状況が悪化し、選択肢が狭まり、精神的なストレスも溜まってきます。

また問題をひとりで抱え込まず、家族や友人、弁護士、カウンセラーなどに話すことで、気持ちが楽になったり、新しい解決法が生まれたりします。

自分の失敗を人に話すのは、気が進まないかもしれません。また、中には家族に黙って投資をしてきて、今更言えないという人もいるかもしれません。しかし、そんなことを言っている場合ではありません。今やるべきことは、過去の失敗を先送りすることではなく、これからの未来をどうすれば良いかを考え、行動することです。

私は直接関わっていませんが、ビジネスでお付き合いのある信頼できるメンバーが運営しているサブリースのトラブルに関する相談窓口では、相談者の状況をヒアリングした上で、所有を継続するか、任意売却してローンの残債を圧縮するか、大きく2つの選択肢を提案しています。

保有しているシェアハウスを維持しながら再建を目指す場合、収支の見直しや用途変更、さらに管理会社変更等の手続きを進めていくことになります。現状を少しでも改善し、収益性を高める方法を検討していきます。

任意売却して、残ったローンの大幅な圧縮等を目指す場合は、銀行との債務金額の交渉、金利の減免、売却先の選択を進め、少しでも負担を小さくする方法を模索していきます。

時間が経てば状況は悪化しますから、どちらにしても早く行動を起こすことをお薦めします。こちらの問い合わせフォームからご一報いただければ、相談窓口をご紹介いたします。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年2月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。