企画提案型春闘を 労組は影の取締役会を目指せ

常見 陽平

ストロベリーあんみつ、食べちゃったぞ。

春闘シーズンということで、労組からの講演依頼がいっぱい。先日は金融系の労組の集まりで講演。実に手応えありの内容で。

さすが、皆さん、賢い(ってこれは偏見みたいなものか)。そして、熱い。

おおたとしまさ
イースト・プレス
2017-11-17


「働き方改革」をめぐっては、昨年のおおたさんとのの対談本や・・・。最近では関西財界セミナーで経営者たちと、さらにはテレビで厚労相、自民党厚労部長と、議論を積み重ねてきた。

「働き方改革」国会だ。法案に対して言いたいことは、珠玉の論考をこれから書き下ろすが(さて、どこに載せようか、載せてもらえるのか)・・・。問われるのは今後の労使関係のあり方だ。労組の組織率も低下する中、また労組が労働者の主張を代弁しているのかという疑問も渦巻くなか、21世紀型の労使対話が必要だ。この法案が通ってしまった後、ますます問われるのは労使の対話だ。

「ウチは御用組合ですよ・・・」と自虐的なことを言う方も中にはいたが、とはいえ、そんなことを言う方ほど、実は真面目に勉強されていて嬉しかった。皆さん、働き方改革には投資が必要だよね、人材育成が必要だよねということを分かっていらっしゃっていい感じ。春闘において経営側に提案するヒントをもらったと喜んで頂いた。

経営者も働き方改革には悩んでいる。労組は影の経営企画室、人事部を目指すべきだ。企画提案型春闘なのだ。

懇親会の席で「金融機関で、この業界で、まだこの取り組みをしているところはないですぞという提案を」という話をしたら、バカウケだった。

いかにも春闘は、賃金アップ、待遇改善で闘っているようだけど、実は政府が旗をふるまえから働き方改革の議論をしていたりもし。先日、会合でご一緒させて頂いた大手企業の経営トップ層の方は、人事を担当していた際に、記者が夜回りで「結局、御社は何円アップですか?」という質問責めにされることに違和感を抱いていたようで。労組と、働き方をどう変えるかと建設的な激論していたのに、マスコミの関心はそこか、と。

というわけで、21世紀型春闘、さらには未来型労組、労働運動を創るために、私も頑張るよ。


最新作よろしくね。


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2018年2月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。