「何を知っているか」より「誰と付き合うか」が重要な社会

ネットが普及し、誰でも様々な情報に簡単にアクセスできるようになってくると、限定された人だけで構成されるコミュニティが、逆に重要になってきます。

私の周りの資産運用の世界でも、様々なコミュニティが生まれ、その中でのコミュニケーションが極めて重要になってきているのを実感します。

例えば、丸の内朝大学マネーコミニケーションクラスでは、毎回グループワークを課していますが、それをきっかけに受講者間で自主的に勉強する仲間ができ、講座が終わってからも、SNSでつながる関係が構築されています。

また、資産デザイン研究所の都心中古ワンルームのセミナーに参加したオーナーのつながりもできています。日本財託のA氏がオーナーだけの集まり「A氏の会」を作り、定期的にイベントが企画され、他では得られない情報がやり取りされています。3月にも30名程度の集まりが赤坂で予定されています。

あるいは、資産デザイン研究所では、資産設計実践会という個人投資家向けの集中セミナーを開催しています。3年間で第6期まで開講され、300名近い受講者が集まってきました。投資に積極的な意識の高い人たちが集まっています。6カ月間の受講料は、決して安くありませんが、一般には公開されていない情報を得られるメリットがあり、受講者同士のネットワークも大きな魅力になっています。

ネットで見られる情報は、無料なのがメリットですが、玉石混交で何を信じていいのかわかりません。

本当に信頼できる人物や情報と言うのは結局紹介から得るのが1番です。つまり「誰と付き合うか」が大切になってくるのです。

この傾向はインターネットが普及すればするほど加速していくと思います。

私もネットだけではなく人から紹介されたご縁を大切にし、「誰と付き合うか」を真剣に考え、人間関係をより豊かなものにしていきたいと思っています。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年2月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。