スケートは映画向きか?

週末のオリンピックは日本中が大興奮したんじゃないでしょうか?
男子フィギュアで羽生結弦選手が見事に金メダル(しかも連覇)、宇野昌磨選手が銀メダルを獲得。さらにスピードスケート女子500メートルでは、小平奈緒選手が、見事すぎる金メダル。さらにさらに昨日(2/21)!女子団体パシュートで悲願の金メダル獲得~!日本ってすごいと改めて思ったりするオリンピック観戦でした。

そこでふと思うのは、スケートって映画向きかしら??

5月に公開の映画「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」は、実在のフィギュアスケーター、トーニャ・ハーディングのスキャンダラスな半生を描くもの。スケートもさることながら、夫がライバル選手への暴力事件を起こすなど、信じがたいスキャンダルと母親との確執など、ドラマ部分が大きく評価されている作品です。

過去の作品はというと、コメディ映画「俺たちフィギュアスケーター」がなかなか面白い。ちょっとお下品なB級コメディー“俺たち”シリーズの1本ですが、フィギュアスケート界から追放された2人のスケーターが史上初の男子ペア(注:架空の競技)を結成し、再び栄光を取り戻すスポ根ものです。男子ペアならではのぶっ飛ぶ技に爆笑必至。

「アイス・キャッスル」は、フィギュアスケート界のアイドル的存在だったリン=ホリー・ジョンソンをヒロインに迎えた映画。ラブ・ストーリーを絡めたユルいスポ根スケート映画といったところでしょうか。

う~ん、やっぱりフィギュアスケートそのものは実際の演技が一番!(←当たり前)

ちなみに、1920年代から30年代に活躍した選手ソニア・ヘニーは、母国ノルウェーからアメリカに渡り、アイスショーなどを経て映画界入り。「銀盤の女王」「銀盤のスタア」「銀盤のセレナーデ」などの“銀盤”シリーズで映画出演しています。この選手は、ナチスとのつながりや愛国心を忘れた行動などで非難を受けて、あまりいい印象を持たれてませんが、何しろ波乱万丈の人生を送っているようなので、映画にすると案外面白い素材かもしれません (^^)b


この記事は、映画ライター渡まち子氏のブログ「映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評」2018年2月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。