不動産にも「ホンマでっか!?」な話はあるのか?

3月に講演依頼のあったセミナーは、「ホンマでっか!?TV」などのテレビ番組でお馴染みの門倉貴史さんとご一緒することになりました。

門倉さんとはマネックス時代にお仕事でご一緒する機会が何回もありました。当時はBRICsの専門家ということで、お話を伺っていたのですが、まさか国内の不動産のお仕事でご一緒する機会が訪れるとは、予想だにしませんでした。人生何が起こるのかわかりません。

資産運用の仕事を30年以上やってきて感じることは、「長期・分散」という大原則には変わりがないものの、マーケット環境に合わせて資産運用のスタイルを変えていく柔軟性が必要だということです。

リーマンショック以降の金融緩和の継続と、世界経済の成長機会の減少によって、株式と債券を組み合わせた伝統的な資産運用は機能しなくなりました。債券金利が下がってしまいインカム収入を以前のように得ることができなくなってしまったからです。

金利が下がれば、運用する人にとっては不利ですが、お金を調達する人にとっては有利です。それが、借り入れを使って不動産投資をする「レバレッジ戦略」が脚光を浴びる理由です。不動産投資の利回りが下がり、金利が上がれば、また投資戦略は変わっていきます。

門倉さんは果たして不動産投資をやっているのか?これからのマーケットのリスクについてどう考えているのか?興味は尽きませんが、私も自分自身の投資状況についてお話しながら、来場される皆様に楽しく、役に立つ情報提供をしたいと思います。

少し毛色の異なるセミナーなので、いつもとは異なるお客様がたくさんいらっしゃると思います。2人の対談の時間も取ってもらいましたが、初めての企画で、どんな展開になるか、不安半分、楽しみ半分です。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年2月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。