山本一太氏は小池さんのように知事に転出すべし

政府インターネットテレビより:編集部

小池さんは都知事選挙に出られてよかったなあ、というのが私の率直な感想である。

小池さんがあのまま自民党の衆議院議員を続けられていても自民党の総裁選挙に出る目はなかっただろうし、派閥の領袖になって自民党の実力者にのし上がる可能性もなかった。

小池さんが自民党の中で冷や飯を食っていたわけではないが、国会議員を続けている限りは大した活躍の場が与えられるわけでもなく、大きな舞台に登場することも出来なかったはずだ。

なんのかんの言っても、小池さんは都知事選挙に出ることによって活躍の場を自分で拡げることが出来た。

希望の党の設立では大分チョンボをしてしまって如何にも人気を落としてしまったような感じだが、2020年東京オリンピックという大舞台を抱えている東京都の知事というポストは、政治を志している人にとっては大きな魅力だといっていいだろう。

多少の躓きはあっても、都知事を続けていれば世界中に自分の力を示すことが出来るのだから、国政に関与するチャンスが萎んでしまっても小池さんには悔いはないはずである。

小池さんは、都知事に転進されたことで新たな地平を自ら切り拓かれた。

実に、結構なことである。
お飾りの大臣になるよりも都知事の方が沢山の仕事が出来る。
小池さんには都知事の職に専心してもらう方がいいだろうと思っている。

自民党の参議院議員で知事に転出すべきか迷っておられる方がいるようだ。

地方行政がお好きだったら知事に転出されては如何だろうか、というのが私の感想である。
地元の支援者の方々は、この参議院議員が知事になってくれるのを期待しているようである。

まあ、参議院議員を20年も務められていて、参議院議員としてはやれることは存分にやってこられたようだから、そろそろ新しい分野に挑戦されるのもいいかも知れない。

楽しくこれからの政治生活を送られるのだったら、やはり知事がいい。
この方が知事になれば、結構面白い県政、面白い知事になりそうだ。

誰のことかしら?と首を傾げておられる向きもあるかも知れないが、山本一太氏のことである。

ご本人があれこれ迷っておられるようなので、思い切ってお尻を蹴飛ばしておく。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年3月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。